調査対象のコキンチョウの声は蚊の鳴くように小さく、しかもあまり変哲もない。ムシクイ系の小鳥のコンタクトコールならかなり経験のある調査員でも普通に間違える。このノドジロセンニョムシクイ幼鳥の餌をねだる声とかもそっくりだった。
上半身の小ささと、下半身の大きさが全く合っていないアカワラルーの子供。二本足走行としては圧倒的なカンガルー類の走力をここに見た。
着生蘭であるブラックオーキッド。
コキンチョウは今回推定で最大300羽が調査地で記録され、おそらく過去最大とのこと。
その1でも書いたように、ボランティアとはいえ誘いを断りづつけるのも悪いので半年ぶりに参加した。
“信頼できる人だけを注意深く選んで声をかけている”とまで言われればいつまでも断りきれない。ただ私はこの調査は排他的であまり好きでないし(それだけ信頼できない人が多いからだけど)隣の州にいけば普通にいるコキンチョウを毎月のようにコストを掛けてここで調査し続けている意味はあまりわからない。それよりもネイティブの樹木を500本自宅に植えた方が重要で確実な貢献な気がするし、ここのコキンチョウ達を見るのはこれで最後かなと思う。
調査責任者から「何を採餌しているかのデータが欲しいので採餌シーンを重点的に撮って欲しい」と言われていたので以下そればかり。
どうも2種類の草を偏食しているようで。
もう会うことはないと思うが、お互い良い人生を。