Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

セスジムシクイ調査2021 その2

その1から時間が空いてしまったけど、セスジムシクイ調査2021の続き。水も電気もない僻地でセスジムシクイ調査B班を率いつつも、時折パソコンを持って岩山に登っては携帯の電波をキャッチし、そこからマランダに残してある自分バス事業も運営するという重労働を続けた。身体への負担もあるけど頭への負担は寝ても消えない。

セスジムシクイ調査2021 その1



セキセイインコ達(左)を見守るカオグロモリツバメ達。モリツバメ類は通常高い枯れ枝の上から地上を複数で監視しており、危険を察知すると鳴き声を立てながら上空へ舞い上がるという習性を持っている。そのためセキセイインコやコキンチョウ、キビタイヒスイインコなど地面で採餌するタイプの小鳥にとっては完璧な見張り役となっている。ではモリツバメ達は見守っているだけで餌は取れているのか?(モリツバメは雑食のため食べ物の一部は共通)という疑問が残るが、モリツバメが地面を見張っているような場所では地面で採餌するタイプの小鳥が群れていることが多い。


セキセイインコは大きな群れは見かけなかったが、薄く広く全域で観察された。

ターゲットのムナジロセスジムシクイが何かをくわえている。シードではないような感じだが?


ムナジロセスジムシクイ、成鳥オス。オーストラリアで出会うのが難しい野鳥トップ5に入れられることも多いムナジロセスジムシクイを、この距離で撮るには何年もかかった。


こちらは成鳥雌。

と思ったらどんどん寄ってきて

呼吸が止まりそうだった。というか1−2分ろくに息をしてなかったかも。

それほど高価ではないズームレンズの手持ち撮影で、ムナジロセスジムシクイの写真としてはこの辺りが限界なんじゃない?もうこれ以上は撮れなくない?という一連の会心の写真たち。

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