Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

セスジムシクイ調査から帰宅しました

ということで十日間ほど音信が途絶えていたけど、一人セスジムシクイ調査(任意)に行ってきた。毎年5月に行われている例の調査だけど、日程もいつもの通りなかなか決まらないし、2月になる頃にはもう年末まで大体予約で埋まるという記録的に忙しい年になりそうなので2−3週間のボランティアはまず無理でしょう。
グリーンベール100km以上迂回雨季真っ只中での決行だったのでまあ多少の苦労は予想していたけど、行きも洪水でこうして150kmの迂回を余儀なくされ、現地では『週末だけで300mm降るらしいぞ』と脅されて本来想定していた山岳エリアからわずか半日で避難することになるわ、毎日雨が降るのでブーツも雨具も乾かす時間がなく一旦マウントアイザの町まで撤収して長靴やタープ、タオルをどっさり買ってきたりしてロスが続く。

あとこれまでに経験のないほどの数の蚊や蛾、そして蚊取り線香が全く効かない上にメッシュを突破できるほど小さい吸血バエの襲来にも悩まされた。帰る時にも別の場所で洪水が起きてまた120kmも迂回させられ、最初から最後までなかなか大変だったぞ。


[雨に歌うムナジロセスジムシクイ]
しかし一人きりで立ち回りが快速な上に任意調査のため行動が自由なこともあって、全能力を解放できわずか三日間の午前中だけでセスジムシクイ両種合計で41羽を確認(絶滅危惧種な上に国内難関野鳥トップ5に入るとされる相手)。忘れ難い旅になった。(続く)

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