Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オーストラリア最北端へ その3

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ということでアイアンレンジ国立公園の下見を二泊三日で終わらせ、そこからは観光としてオーストラリア最北端ヨーク岬を目指して北上した。道路や携帯電話基地局の整備が進み10年20年前のような冒険ルートではもはやないものの、依然として4WD車でしか来られないという点ではギリギリ好ましいレベルを保っている。全行程が舗装化されればもはやヨーク岬に特に意味はなくなるので早めに体験した方がいい。

最北端観光を終えた後はレイクフィールド国立公園付近で最後の下見をしながらケアンズへ向かう。一番の懸念は、この異常に雨の多い雨季にちゃんとアカオオタカが営巣しているのか?だったのだけど

いたいた!

まだ放卵してる訳ではないようで、すぐに飛び出すメス。

そして長時間動かずに梢でぼーっとしていた。

こちらは少し小さいオス。

レンガ色の翼が実にカッコいいアカオオタカ。推定個体数は1500羽程度と決して物凄く希少な訳ではないものの(オーストラリアには生存数が二桁の種なんてたくさんある)、アカオオタカは森から飛び出さないのでどこかで偶然空を飛んでいるのを見た、というような出会いがまずない野鳥。逆に森から飛び出さない分、同じ場所で同個体が何年にも渡って観察される。

交尾の瞬間。メスの方が大きいことがわかる。

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