Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オーストラリア最北端へ その2

メジロミツスイ
滅多にその写真を見かけることがないメジロミツスイの画像をもう一枚だけ。

Chocolate Argus。ヨーク半島固有種。

Large-grass_Yellow。これは写真を拡大して見れば自宅にもいるやつだったが、「ヨーク半島にいる補正」が効いてなんでも違って見える。
年々観察に適した樹洞が火事や台風で倒れたりキバタンに乗っ取られたりして少なくなり、私に取って最後に残されたオオハナインコの樹洞。ここは道路に近く色々気をつかうので早いところにバックアップの樹洞を見つけないといけない。ある程度検討はついているのだけど。
ちなみに今、アイアンレンジ周辺ではBBCによるオオハナインコに関する本格的ドキュメンタリー番組が撮影中なので、放送を楽しみにしている。以前放送されたヤシオウムが好評だったので、同じチームによる第二弾というところ。二泊三日のアイアンレンジ偵察を終えて全体として「ベストシーズンではないし簡単ではない」という印象。


モリショウビン。最近現像方法を久々に変えた。私は不自然な写真に拒否感を覚える方なのでフォトショップも使ってないし現像方法も何年も不変だったりする。
コロナ禍に加えて歴史的なガソリン高騰で、給油をすると3万円が吹っ飛んでいく時代になった。私は月間で20万円近くガソリン代を支払っている。

私が所属する氷河期時代は本当にいつまで経っても悲惨な世代だと思う。私が社会に出た年の大卒就職率は不景気+大量の卒業生により史上最低記録であり、今後も破られないだろう。そこから驚異的に頑張って働いてトップグループにいても、失われた30年・リーマンショック・サーズ・東日本大震災・9.11からのアフガン戦争・新型コロナ・超インフレなど次々に厄災が降り掛かり仕事面で心休まったことなど一度もない。


適当な野営地がなかなか見つからず、仕方なく風の強い峠で野営しているとキミミオリーブミツスイが鳴いているのに気がついた。今年はアイアンレンジ付近では目撃がない、放浪性の強いミツスイだ。証拠程度の画像ながら「今年はどこにもいなかった」にならなくて済んだ。明日はいよいよオーストラリア本土最北端、ヨーク岬に立つ予定だ。

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