Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ニオイネズミカンガルー

ニオイネズミカンガルー

15cm程度しかない、カンガルー最小のニオイネズミカンガルーです。オーストラリアの中でもケアンズを中心に半径150km以内だけが生息地。
 日中に活発に動く唯一の有袋類とも言われる。外見は焦げ茶色でカンガルーというよりネズミのような感じ。ぴょうぴょんとも飛ばなくて、普通に歩く。あと、木に登る事も多少可能。熱帯雨林に暮らし、ある程度標高が高い所がもともとの生息地。マランダやバリン湖が最も可能性が高い観測地だけど、マランダの町中ではもう見なくなって来ていると聞いた。薮の中をガサゴゾしていて写真に撮りにくい生き物。

ちらっと薮の隙間から見えるくらいがニオイネズミカンガルーらしくていいと思うんですが。ニオイネズミカンガルーはよくマスキーラットカンガルーと紹介されているけど、それは英名をローマ字読みしたもの。ケアンズEye!では紹介する際は哺乳類、野鳥、植物にかかわらず標準和名で統一しています。自分が検索する立場の場合、和名で紹介(エリマキトカゲ、ワライカワセミ等)と英名のローマ字読みで紹介(ユリシス、マスキーラットカンガルー等)と愛称で紹介(コカトゥー、フルーツバット等)がミックスになっていると非常に使いにくいからです。

おしり。ニオイネズミカンガルーは足の指が5本ある唯一のカンガルー&ワラビーです。
英名:Musky Rat-kangaroo
和名:ニオイネズミカンガルー
学名:Hypsiprymnodon moschatus

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