15cm程度しかない、カンガルー最小のニオイネズミカンガルーです。オーストラリアの中でもケアンズを中心に半径150km以内だけが生息地。
日中に活発に動く唯一の有袋類とも言われる。外見は焦げ茶色でカンガルーというよりネズミのような感じ。ぴょうぴょんとも飛ばなくて、普通に歩く。あと、木に登る事も多少可能。熱帯雨林に暮らし、ある程度標高が高い所がもともとの生息地。マランダやバリン湖が最も可能性が高い観測地だけど、マランダの町中ではもう見なくなって来ていると聞いた。薮の中をガサゴゾしていて写真に撮りにくい生き物。
ちらっと薮の隙間から見えるくらいがニオイネズミカンガルーらしくていいと思うんですが。ニオイネズミカンガルーはよくマスキーラットカンガルーと紹介されているけど、それは英名をローマ字読みしたもの。ケアンズEye!では紹介する際は哺乳類、野鳥、植物にかかわらず標準和名で統一しています。自分が検索する立場の場合、和名で紹介(エリマキトカゲ、ワライカワセミ等)と英名のローマ字読みで紹介(ユリシス、マスキーラットカンガルー等)と愛称で紹介(コカトゥー、フルーツバット等)がミックスになっていると非常に使いにくいからです。
おしり。ニオイネズミカンガルーは足の指が5本ある唯一のカンガルー&ワラビーです。
英名:Musky Rat-kangaroo
和名:ニオイネズミカンガルー
学名:Hypsiprymnodon moschatus
すごーい!
よく撮影できましたね。
逃げなかったんですか?
ときどき見るんですけどね、ニオイネズミカンガルーはなかなか撮りにくい生き物ですよね。
フラッシュに気がついて、木の実を持ったまま振り返った二枚目の写真はお気に入りです。鼻の傷も野生らしいし。トラップに掛かった事はありますか?
あと、レディオトラッキングの方はどうでしょう。
この種類は3回ほどトラップにかかりましたよ。
トラッキングの方はまずまずです。
今月で終わりにしたいなと思っているので、ぜひそれまでに。
okです。10月中になんとか…。