Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

マリーバイワワラビー

マリーバイワワラビー
ケアンズを象徴する動物の1つ、マリーバイワワラビー。見ての通り可愛いので、本や雑誌、絵はがき、インターネット、あらゆる媒体でおなじみの生き物。ケアンズEye!への登場はいつ以来かと思って検索してみたら。何と写真は初登場!誰でも撮れるものは逆に苦労する。


可愛くない一瞬を切り取ってマリーバイワワラビーのイメージを変えてみようと試みる。
題:「うへへ」
解説; 暖かな冬の日差しにまどろむマリーバイワワラビー。




同上。いやまどろむというより熟睡、だな。

学名 Petrogale Mareeba
英名 Mareeba Rock Wallaby

マリーバイワワラビーを始めとするイワワラビーの仲間は、平地性のカンガルーやワラビーが苦手としている岩山や渓谷、断崖などに分布する山地性のワラビー。クィーンズランド州東海岸を中心にオーストラリア全国に16種が分布している(クィーンズランド州東海岸の7種に関しては亜種として独立種として扱わない事もある)。いずれも生息範囲は広くなく、険しい環境に暮らす為にイワワラビーの仲間は観察が難しい種類が多いが、マリーバロックワラビーは例外。彼らの主なコロニーであるグラナイトゴージ(グラナイト渓谷)が個人所有地であった事から90年代から観光地化され、昼夜問わず多くの人でにぎわい餌付けが行なわれ、その事には賛否両論がある。時折、マリーバイワワラビーはグラナイトゴージだけに分布しているといった内容を見聞きするが、そのようなことはなくマリーバ市周辺およそ100-150km四方に展開しており道路脇や林縁などで見かける事もある。

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