貨物コンテナのような宿を早朝に発ち、探鳥しながらケアンへ戻る。今日は良い天気!インコ日和。
アカオクロオウムの50羽クラスの群れ。こんぱまるでの価格は一羽350万円。一般人が入手できる鳥としては日本で最も高価なものかもしれない。この群れの時価総額は二億円くらいか。
オナガイヌワシが二羽上空に現れるとみんな飛んだ!わー奇麗。
モモイロインコもたくさんいるのだが
あまりいると気持ちが悪い。
キバタンも心地良さそうに飛んでいく。心配した雨などどこへやら。
普段隠れまくっているホオアオサメクサインコもじゃれあっていた。
こちらもカモフラージュの天才ハゴロモインコの♀。
さて順調に走り、予定通り夜遅くにはケアンズへ到着という感じだった午後4時頃だった。道が消え、あるはずの無いものが前方に立ちふさがった。
え?え?え?!川がメチャクチャに氾濫!!
幅100m以上。しかも来るときに渡って来たラウラ川ではなくて、こんなとこに川なんてあった?という程ほとんど印象にも無かった涸れ沢が一晩で急変!昨日から雨なんて降っていないのに遥か上流で豪雨でもあったのだろうか。涸れ沢がこの状態ということは先にあるラウラ川なんて冗談じゃない状態という事になる。
立ち往生したのは私だけではなく、他に二台。一人で釣りキャンプに来ていたケアンズのおっさんと、この辺境地区を巡回している政府の担当官二名。困ったのはここが町近くではなく、大自然の中だという事だ。飲料水と食料、あとどれだけあったっけ(最寄りの店まで200km)
長い日々が始まろうとしていた。
(参考:オーストラリアの洪水は、一週間前に1000kmも上流で生じた雨などが到達することによって突然押し寄せる)