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サブバッテリーについて(長旅用)

車である程度長い旅に出た場合の電化製品を動かしたり、電池などの充電を行なう為のサブバッテリーについて考えてみた。
やりたい事は主にカメラやスポットライト、単三、単四バッテリーの充電(消費電力各1A/1時間程度)や冷蔵庫50Lクラス(消費電力1.5A/1時間程度)、あとはたまにパソコンくらい。ということは1日あたり40A程度を見込めば良いわけ。
どうしたら良いか、というといろいろ選択肢があるので考えてみた。


■デュアルバッテリーシステム
を車に搭載するのがこちらでは一番ポピュラーだと思う。初期投資として約$900必要。車が走る事によって自動的に充電されランニングコストはほとんどかからない。問題点としては、「走らないと充電されない」という点。私が必要とする1日40Aに少し余裕を見て50A以上とすると、多分4時間くらい走らないと追いつかない。また、一カ所に暫く滞在を続ける、という場合は全然役に立たないシステム。毎日数時間走りどんどん移動して行く場合はおすすめ。でも私はそうではない。
■家庭で充電済みの大型バッテリーを単純に持って行こうシステム
これはオリジナル。115Aとかの蓄電用量がある大型バッテリーを家で充電し、ただそれを車に積んで行くだけ。必要に応じて二つとか(合計60kg位あるぞ!)。合計230Aあればすごいよ。5日くらいもつもん。初期投資は充電器を入れて$400くらい。ランニングコストも安い。これを思いついたときは、これだ!と思ったんだけどさ、やはり問題が。まず重い事ね。人間一人分くらい。それと、ディープサイクルバッテリーはフル充電を維持してやらないとあっという間に弱ってしまう。つまり、230Aを積んでお出かけして、空になって、五日後に充電するね、というというのは厳しい。遅くても使った翌日には充電しろ、と言われるものだから。1日おきに充電が出来るような地域やスタイルならこれが簡単で良いんじゃないかな。
■ポータブル発電機
これは憧れるね。これさえあれば山の中砂漠の中、どこでも電力を発生させられる。15kg程度とそれほど重くない。初期費用は$1300。ただね、、騒音を出すので多くのキャンプ地では禁止。山の中でも動物にストレスを与えるので良くないでしょう。となると意外と使用していい場所が限られる。あと、高いですランニングコスト!50Aを一個充電するのに3Lのガソリンと3時間を消費。1L=$1.5としてバッテリー一回充電ごとに約$5か…。あと、充電の間3時間も発電機を回して迷惑にならない場所とヒマが毎日必要(置いてどっかいくわけにも行かないため)
■ソーラー発電
ポータブル発電の燃費の悪さと騒音、排気といった欠点を補いそうなのがソーラーパネル。50Aを発生させようと思ったらかなり巨大なパネルがいるけど(でも一昔前より随分小さくなってきた!)ランニングコストゼロ、排気や騒音ゼロ。無限無料クリーンエネルギーという事で一番これに興味あります。あと、日常においてベランダでも発電できそうで楽しそう。ただ、天気任せかつ大掛かりになっちゃうのが欠点。車の屋根に設置しようものなら外見も凄い事になる。持ち運べるようなものもあるけど、それだと置いてその場を離れる場合には工夫が必要だろう。
人によってスタイルは違うからあれだけど、私はせいぜい1日3時間くらいしか走らなそうだしソーラーパネルの併用が一番合っている気がする。

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