Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

リトルサハラ、ラサミ保護区など:カンガルー島旅行記

野生コアラあっという間に最終日となったしまった。最後まで動物探しは終わらないので6:30に宿を出発。カンガルーアイランドウィルダネスリトリートはその時間はレセプションがやっていないので昨晩からチェックアウトを済ませておいた。さて、残された時間を活用すべくレンジャーから聞いたラサミコンサベーションパークへカローラを走らせる。もう慣れたけど、黒カンガルーが出てくる出てくる!雪が降りそうな曇天と寒さの中、この旅で初めてカンガルー島北海岸へ足を運んだ。テリクロオウムを見たかったのだ。
でも、結局会えなかった。鳥自体ほとんどいなかった。マリーラグーンの時もそうだったけど、レンジャーの情報は当てにならないな、と思った。二時間くらい歩いたけど収穫は今回初めて寝てない野生コアラを見た事。



あとは、クビアカツクシガモが一羽だけいたくらい。

しかし、このトレイルやたらと動物の白骨が多い。何でだろう、文字通り白骨街道だった。冷たい雨が降り始めると、まさに不毛の土地になって来たので撤退。
空港があるキングスコートに移動がてら、名所であるリトルサハラに寄ってみた。小規模ながら砂丘になっているとこでCMでも何度か使われ、カンガルー島での日帰り観光ツアーはみんな立ち寄る所。砂滑りとかするみたいよ。でも、以外と入り口がわかりにくく一度通り過ぎた。


寒い。モノクロの世界。なんか、地の果てを絵にしたようなとこだ。寒過ぎて耳が痛い。砂丘のてっぺんからでんぐりかえしで転がり落ちてみたりして遊んだら、サブで持って来ていたニコンのコンデジが砂で壊れた。冴えないなぁ。


転がり落ちて遊ぶのはいいけど、歩いて戻る時に虚しさを感じる。こういうのは大勢で楽しくやることだよな。天気がよければ全然印象が違うんだろうけどね。
レンタカーは空港で返すんだけど少し時間もあったしガソリンを満タンにしないとダメなので空港を通り過ぎてキングスコートまで行く。とにかく、この島は東京都の二倍の大きさの中にガソリンスタンドが4カ所くらいしかないからいろいろ大変だ。
キングスコートでは、到着した時にもランチをしたライトハウスカフェへ再び。海を見下ろすと、ハシブトカモメやズグロトサカゲリ亜種、ミヤコドリ、ホシムクドリ等がいた。前も書いたけど、キングスコートは良さげな街だ。


レンタカーは、一日あたり100kmが走行制限だった。三日借りたから300kmまではセーフなんだけど楽勝で超過。600km走ってしまった。$50位払わされる。


手荷物検査も何も無く(いいのか?)満員の乗客を乗せたREX航空は、このまま走ってアデレードまで行くのかしらという程長い長い助走の果てにようやく飛び上がった。
アデレードで乗り換え、ブリスベンで乗り換え、ケアンズまで帰る。きっとケアンズ暑いだろうな。
カンガルー島、さよなら。素晴らしかったよ。ますます、オーストラリア全土を改めてじっくり見てみたくなった。こんな出会いがいろいろあるだろう。私の、オーストラリア全ての野生動物を求める旅はまだこれからだ。

暫くはまた人ごみの中だ。
※カンガルー島の旅行記はこれ以外にも全部で17ページあります。見出し一覧はこちらです。(新しいものが上に来るようになっています)

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