Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

夜行性動物探し:カンガルー島旅行記

クロカンガルー

(二日目最後)簡単な自炊の後、夜行性動物探しの準備をする。持参したのはバッテリー内蔵の簡単なスポットライトとLEDヘッドランプ。あとカメラか。日没後に、同じような動物探しする人くらいいないのかしらと思ったけど見かけなかった。
 土地勘も情報もないので、宿泊先のカンガルー島ウィルダネスリトリートの裏を歩いてみる。熱帯雨林のケアンズにて同じような事を仕事としてしてるんだけど、森の種類が根本から違うので変な感じ。写真のクロカンガルー亜種のカンガルーアイランドカンガルーにはすぐ会えた。

ケアンズら辺で見るフクロキツネより全体的に薄く、豊満。動き等はやはりフクロキツネそのもの。彼らに関してはアサートン高原の方が密度が濃いと思う。(ヤンガバラの辺りのフクロキツネ濃度には驚くばかりだ)確か月夜の晩で、この辺りの土壌が下の写真のように白っぽいシルトな事も相まって明るく感じる。ケアンズの熱帯雨林のように頭上も塞がれないし。あと、新しい300mmレンズはf2.8と明るく手ぶれ補正も付き助かる。これまでの200mmf6.3と比べ…比べても何の意味もないか。値段10倍だし。禁断のISO1600を使わなくても、手持ちで夜にこれくらいの写真が私でも撮れる。

おまけでキバハアリ。出来ればこいつには噛まれたくない。
持参したスポットライトはカー用品店で$30程度の安物でバッテリー内蔵型。明るさは特に問題はないけど30分以内に突然切れるので困る。だから適当な所まで歩いて引き返したら、帰り着く前に案の定途中で切れた。そのバックアップの為のヘッドランプでもある。ちなみに、スポットライトは機内預けにいつもするけど、今回初めてブリスベン?ケアンズのジェットスターで止められた。出発ロビーで登場開始を待っていたら携帯で呼び出された(加熱、発火の危険がある、と)スイッチをガムテープどめする事で見逃してくれたけど、厳密には預けられないとなると今後いろいろ困るなぁ。

色合いがわからないけど、恐らく昼間も宿で出会ったダマヤブワラビー。ぴょんぴょん逃げては立ち止まり、しばらく一緒に散歩する形になった。実に可愛い。彼らは本土側にはとても生息が限られるのでカンガルー島で是非会いたかった生き物。島内では結構見かける。

40分程歩いて宿に戻る。沢山のカエルの声がしていた。
※カンガルー島の旅行記はこれ以外にも全部で17ページあります。見出し一覧はこちらです。(新しいものが上に来るようになっています)

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