Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

キングスコートからダックラグーン、宿へ;カンガルー島旅行記

ハリモグラ

(二日目まだ続き)キングスコートでの買い出しを済ませ、ようやく出発する。街をちょっと出ると、噂に聞く制限速度110kmの道路がどこまでも続く。島の反対側にある今日からの宿までそろそろ向かわないといけないのだけど、空港からキングスコートに来る途中も気になった「ダックラグーン」の標識で舗装道路から外れる。だって気になるんだもの。未舗装道路をがたがた走っていると、早くもハリモグラ登場。

でも、噂に聞く”茶色い”ハリモグラじゃないなぁ。ケアンズで見るのと同じ。ダックラグーンへの左折路に気がつかず一度通り過ぎた後にようやく目的の地に到着。なかなか良さそうだ。オオバンやコクチョウ、ゴシキヒワ、モモイロインコなどを観察。あんまり観察したくないやつの影も…。

見たかったサンショクヒタキや、

空港にもいたルリオーストラリアムシクイも。
うろうろしているとツアーバスが現れた。こんな島にもこういうのがあるんだね。やって来たガイドが「コアラを見たか?」という。ああ、コアラはここにもいるんだ。どちらかというと優先順位が低いのであまり気にしてなかったけどここに普段いるというのなら探さないといけない。しばらく探した後…あれ?あの木の腐ったようなやつはひょっとして…?

うわ、野生コアラだ。

なんというブサイクなコアラだろう、こんなの見た事ないぞ。やはり動物園のは、美男美女を揃えているんだろうか。
と、やっているとほんとに陽が暮れ始めたので、いそいで今日の宿カンガルーアイランドウィルダネスリトリートへ車を走らせる。そこは、カンガルー島でも一二を争う有名な宿の様だ。私は、当初近くのキャンプ場に泊まるはずだったけど一ヶ月前に予約を試みたら既に満員で諦めた。ウィルダネスリトリート、という名前に反応したのと、「バードリストはあるか?」と聞いたらすぐに送ってくれたのが決め手だった。日没前に何とか到着。

母屋の近くにはダマヤブワラビーがいた。また一つ目的達成。双眼鏡や一眼レフを持った人たちがうろうろしているのを楽しみにしてたけど、中庭では子供達がフットボールをし、歩いている人も少なくともマニアには見えない。勝手にちょっとがっかりする。泊まったのはエコロッジという部屋。これは、エコノミーという意味であってエコロジーではない。十分すぎる程きれいな部屋。夕食は、一人$50くらいするホテルのレストランか自炊かしかない。部屋には冷蔵庫と湯沸かしポットしかないのは調査済みなので食パンとカップラーメンを食べてお終い。日没後はスポットライトを持って夜の動物探しに出かける。恐怖の二日目(実質初日)はまだまだ頑張ります。
※カンガルー島の旅行記はこれ以外にも全部で17ページあります。見出し一覧はこちらです。(新しいものが上に来るようになっています)

Exit mobile version