（二日目続き）さすがプロペラ機だけあって、機内はうるさいし揺れるしで、田舎ヘ行くんだという感じ。何しろ２０分のフライトなので常に陸地が見えるような高度を飛ぶ。カンガルー島はオーストラリアで３番目の大きさを持つ島で、良く言われるのが東京都の面積の2倍。適当に動き回るには結構大きな島だ。いよいよやって来た。基本的に予定は未定。ついてから考えようと思ってた。観光情報なら掃いて捨てるほど溢れているけど、私は動物以外基本的に興味がないので現場に立ってみないとわからない。
カンガルー島の空港は、島の第一の街キングスコートにある。空港と言っても恐ろしく小さな建物で、飛行機の時間に合わせて係員が集まって来ると言った感じ。それ以外の時間は無人だ。（willieはニューカレドニアのウベア島で約１０年前、もっと凄まじい空港を体験しているので問題なし）
カンガルー島には、バスも、タクシーもバスもなんにもないらしい。だから、何も手配せずふらっと空港に降り立つといきなり進退窮まってしまうから気をつけよう。willieは電話でHertzレンタカーを予約しておいたけど、もともと予定していたBudgetは一ヶ月以上前から空車なし、Hertzも少し遅れて空車なしになってた。willieが普段仕事で運転している２２人乗りのトヨタ・コースターも全部予約済みになってたから、誰かが乗用車代わりにやむなく借りたんだろうか？
Hertzからは、この島にいかに動物の飛び出しが多いか、いかに未舗装道路の状態が危険かをサンプル付きで聞かされ（確かにカンガルー島の未舗装道路は赤い小石のようなもので覆われてて大変よく滑る）「強くブレーキを踏むと簡単に横転する」「制限速度は110kmだから、地元民はそれくらいで走ってくる」「未舗装道路での事故は、一切保険でカバーされない」とも言われた。ったって、舗装道路なんかこの島にほとんどないじゃない。これもおかしな話では？
借りたのはオートマのカローラ。オートマも、セダンも、ガソリン車も普段運転しないのでどきどきだなぁ?といいつつ（基本的に楽観的な奴）空港の外へ出たら、ルリオーストラリアムシクイが標識やフェンスあちこちにとまってた。
ツチスドリのピッチがケアンズ辺りのと比べて半音程低い気がする。ミミジロミツスイもいる。あれはハリオアマツバメ？鳥が沢山いると、もうカローラどころではない。
結局、小一時間ストップしてしまい気がついたら空港は無人、小さな駐車場は誰もいなくなってた。
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