Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

第三次 野生のセキセイインコ遠征 番外編

野生のキバタン内陸部での旅を無事に終え、飛行機でケアンズに戻った後も一日空いているのでケアンズ周辺でキバタンやアカオクロオウムと戯れようということになった(写真は過去の在庫から)。
もうケアンズという完全にホームフィールドなので「うそっボーリアにはセキセイインコもオカメインコも今年は一羽もいない!どうなってんの?」とか慌てる事も無く、朝方にケアンズ近郊のキバタンのネグラを襲撃。大半はすでに出発していった後だったけど寝坊組キバタン十数羽を確認。凄く元気なのに20cmくらいの大きな切り傷があり、血まみれの(もう凝固していたけど)キバタンとか、交尾中のキバタンとか朝から色々見てそのままキバタンを追いかけるようにして高原へ。
次のターゲットはアカオクロオウム。


私か密かに「アカオクロオウム環状線」と呼んでいる道がある。一周すれば大体どこかでアカオクロオウムの群れを見る。今日はアカオクロオウム環状線に入る手前辺りで忙しく餌をとる群れを発見。これも30羽くらい。そのうちにキバタン達も多数駆けつけてきて天然オウム園状態になった。数十羽の大型オウムに襲撃された道路沿いの森は、私たちが居た一時間程度の間に多数の枝を噛みちぎられ、実をむしり取られ、かなり荒らされた。さすが。
“キバタンとアカオクロオウムと戯れる”というリクエストは達成してしまったけどまだ午前中だったのでせっかくだからオウム環状線をまわってみると、やはり今度は畑を荒らすアカオクロオウムの群れ30羽程を見た。すぐ近くの山裾では、吹き抜ける強風に乗って舞い上がっては吹き飛ばされ、また戻ってきては舞い上がってというウィンドサーフィンをして繰り返し遊んでいるアカオクロオウムの別の群れも見られた。


ホオアオサメクサインコやコセイガイインコ、ゴシキセイガイインコの群れを観察してもまだ午前中だったのでランチを挟んで場所を移動。せっかくだからヒクイドリを探しに行った。「こちらが逃げると追いかけてくるから気をつけて…」と言おうとしたら既に追いかけられていた。3羽いた。というか3頭と呼びたくなる。
一日の締めくくりとして、夕方ネグラに集まってくるキバタン達を待ち伏せ。というか向こうの方が早くて、着いた時には既にキバタンは何百羽かいたけど更にどんどん集まってきてかなりの迫力。そして数百羽のキバタンが騒いでいる脇を全く無関心で通り過ぎる沢山の車や人達。
オーストラリアのいろいろな奥地から戻って来るたびに感じるけど、ケアンズ日帰り圏だけでも十分凄く、初めてであれば軽く二週間くらいは鳥や動物を探して楽しめる。
(第三次セキセイインコの群れを見る遠征 完)
(第四次もあると思います)
管理人はケアンズでバードウォッチングのガイドをしている他に、旅行代理店での勤務も長く、ご旅行の総合的な手配とガイドがワンストップで可能です。どなたでもお気軽にご利用下さい。ご依頼/お問い合わせ


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