サイトアイコン 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

シドニー二度目の旅行記 三日目

サザナミスズメアニメ顔のサザナミスズメ。
タスマニアで崩した体調もまだ完全には戻っていないので早朝から動き出すことをシドニーに来て以来していないし結局最後までしなかった。体調もあるけど、それ以外にはこの辺りに分布するほとんどの鳥は既に見ているしなぁ、というモチベーションの問題もある。今朝もゆっくり8時に起きて何しようかを考える。昨日、ヒゲムシクイ以外をすべて無視して駆け抜けたバレングランド保護区をもう一度見ておくか、という事で引き返す。高速の出口が近年変更されたようでカーナビがまた混乱を起こし、変なところへつれて行かれた。昨日からどうもカーナビはバレングランドへ行きたくないみたいだ。



出迎えてくれたキイロオクロオウム。その顔は?

アカクサインコは何度見てもはっとする美しさ。背中の辺りの色は、やはりケアンズ周辺のと別亜種だなぁという感じ。
タスマニアでもおなじみエミュームシクイもいた。一度ちゃんと撮れてしまうとガクっと情熱が減るのが私のいけないところだ。あーエミュームシクイがいるなぁ、で、まだ撮ったことのない相手はどこだ?みたいな。ヒゲムシクイはまた飛び跳ねているのを見たが昨日のようにはいかなかった。

蝶もいくつか。

バレングランドは3方向を断崖に囲まれた台地の高地。
どどどどーん!!!
ものすごい音が崖の下の方で起きた。台地が崩落する?と思わず身構えた。が違うみたいだ。はて?考えたけどこのときはわからなかった。

あまり長居してもほかの場所を見られなくなるから、と車で下山していくと大渋滞。ぜんぜん動かない。警察官が歩いて下からあがってきて「大きな木が何本も倒れて道を塞いでいる。撤去作業中だ」と。あれは木が倒れた音だったのか、と疑問が解けた。凄い音がするものだ。写真がないのだけど、上下線とも完全に塞いでいた。これ、車に当たったら即死よね?カーナビが昨日も今日も一発でバレングランドへの道を指し示していたらひょっとして倒木に直撃したかもしれない。運、である。
結構な時間のロスになった。給油や食料の買い出し(最終の予定)をすませる。小さくても車に冷蔵庫があるとパンやハム、チーズ、ミルクなどを持てる。乾物ばかりのいつものキャンプ生活とは潤いが違う。いったんシドニー近郊へ戻って狙いはコウラウン。都市部の鳥なので実はまだ見たことがなかった。
これ。飼い鳥としてオーストラリアにもちこまれ人口の多いシドニーやメルボルン各地で逃げ出し自然繁殖してオーストラリアの野鳥認定されている。最初何羽くらいで始まったのか知らないけど大した繁殖力だ。そういえばケーントードもこのあいだ環境省大臣が降参宣言ともとれる発言をしたね。とりあえず狙い通りの一種。

ハイムネメジロはオーストラリア各地で多くの亜種に別れて確かに皆見た目が違う。どれが独立種になってもいいようにこの手のは一応全部とっておく。この辺の色合いはすっきりした感じで好き。


岸からミズナギドリなどの海鳥が見られる場所。望遠鏡をのぞいて海面を擬視している地元バーダーが居た。確かに沖合の方を何かが飛んでいるけど、遠過ぎて双眼鏡では米粒にも見えない。
地元バーダー「おっキバナアホウドリ」
willie    「え?どこですか?」
地元バーダー「えーとな、11時の方角にヨットみたいなのが見えるだろう?」
willie    「(あんなに遠くかよ!)…えぇまぁ何とか豆粒くらいには。」
地元バーダー「そのヨットみたいなのから更に100m位左斜め後ろの方を見ると…」
willie    「…。」
ブルーマウンテン方面へ移動。うっかりETC専用の有料道路へ乗ってしまった。通れないことはないのだけど撮影されており、すぐに電話で連絡しないといけない。旅行者には不親切きわまりないシステムだけど、大都市では仕方ない。
どこか日本的で懐かしい水郷地帯を通り抜け、無料キャンプエリアまで移動して今日はおしまい。誰もいないのはよかったけど、ゴミだらけであんまりだというところだった。知っていれば来なかった。
懐かしい、と書いたけど特に水郷地帯の生まれでも育ちでもない。ただ、妙に好きで青年の頃から季節を問わず原付で出かけては「あーいいなぁ」と1日土手に座っていたりしていた。今思えば不気味なじじいのような高校生である。ため池も異常に好きで。日本にいたら今頃は全国ため池写真集でも出していたと思う。「夢は…いつかため池を所有することです」と社会人になってからも言っていた記憶がある。岩山もか。このへんの嗜好は前世とかにルーツを求めないと説明が付かない。

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