Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ジョージタウン2011その3

オーストラリアオオコウモリオーストラリアオオコウモリ。オーストラリアのオオコウモリの中で最も内陸まで進出しているオオコウモリ。かれらはよく…


夜間に有刺鉄線にひっかかり、こうしてカラスに食べられる事になる。

左のオオコウモリは既に息はなかったが、右のオオコウモリはまだ元気であり仲間が食べられるのを目前で見せつけられた事になる。あまりにむごいので助けてやろうとカラスを追い払い近づくと


すごい怒る。自由な右腕で殴り掛かってくる。私はオオコウモリ用の予防接種を受けていないので、彼らに殴られないよう鞄で防御しながら引っかかっている左手を有刺鉄線から外そうとしたがとても固い。一度車まで取って返しペンチを持ってくると正にカラス達に食べられようとしていてぎりぎり間に合った。

再度オオコウモリに何発も殴られながらペンチで左手を外してあげたらバサッと地面に落ち、数メートル先の木まで走っていってこうしてぶら下がった。

飛べないのか。しかし歩き回ったり木登りは支障無く出来るんだからひょっとしたら生き延びられるかもしれない。予防接種がなく、網も無く、旅先の私に出来るのはここまでだ、頑張れよ。

昔からどうも旅先で動物を救助する事が多い気がする。



これはタスマニアの絶滅危惧種オトメインコ幼鳥。冷たい川で溺れていて必死で助けた。このオトメインコは在タスマニア知人の博士の元でその後元気を取り戻し、無事オトメインコの群れに混じって自然に帰っていった。タスマニアの話は一度も旅行記にしていないけどそのうちに。
ジョージタウンとケアンズとの間にはBroad-leaved bottle trees (Brachychiton australis)の孤立したパッチがある。幹に大量の水分を蓄え乾期を乗り切る。”ドライ・レインフォレスト”という矛盾した名で形容されるこのエリアの象徴的存在。それにしても今年はジョージタウンに行く事じつに五回。


(この時は5回でも驚いていたけど、2015年太田は10回もジョージタウンへ行っている)

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