Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ダーウィン&カカドゥ1(ミドリセンニョムシクイ)

ナンヨウショウビン←マングローブの森のナンヨウショウビン。
ダーウィンはオーストラリアの北部準州(人口が少なすぎるため州に準じる州)の州都でチャールズダーウィン博士の名から来ている。モンスーン気候が造り出す緑豊かな沿岸性自然と、オーストラリア最大の国立公園「カカドゥ」への玄関として知られる。オーストラリア北部ではケアンズと並んでアクセスの悪くない自然観察地として知られ、私もテレビロケの手伝いや番組取材、バードガイドなどで何度か訪れているけどケアンズEye!ではまだ紹介したことが無かったので(タスマニアもそうだな…)昔の旅の時の写真を紹介することにした。
なお、これを更新している少し前もダーウィンに数日いた。




海に沈む森。ダーウィン周辺の潮の干満の差は最大8mと凄まじく、満ちてくるとあらゆるものが海に沈んでいく。知らずに海近くにレンタカー等停めようものなら、何時間後に戻って来たら海の中だろう。


おなじみトビハゼの仲間。


ノドジロムジミツスイは水辺で普通に見られた。レイクフィールド国立公園などで頑張って探さなくてもダーウィン周辺が簡単。それにしても蒸し暑さはケアンズ以上、雨期もあり訪問する時期に気をつけよう。


涼しくなって来た夕方、地元のバーダーと鳥を見ていたら「おい、なんかでかい鳥が二羽飛んでくるぞ」というので見たらアンティークな戦闘機?異常に接近して飛行を続けている。何かの練習だろうか。
この日は近くのキャラバンパークに自分のテントを張って泊った。請求されたのは$40(一人)で、恐らくここは世界一高いテント場だろう。二度と行かない。


翌朝ダーウィン近郊の森を探検。ムナフオウギヒタキ。ケアンズ周辺ではもっと乾燥した森に住む鳥だが。


チャイロモズヒタキはケアンズ周辺の亜種peninsulaeではなく北部準州の期亜種simplexだった。


ミドリセンニョムシクイはダーウィン周辺からキンバリーにかけて分布する苔色の非常に小さいムシクイ。
ベニビタイヒメアオバトはケアンズ周辺よりも明らかにダーウィン周辺の方が数が多く見やすい。( 続く)

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