Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

アデレード発メルボルン行き探鳥記 18【最終回】

ミナミヒメクイナ

旅の最後はメルボルン市郊外へ水鳥をまとめて見に行った。ミナミヒメクイナは極めて普通にいるよと聞いていたが確かにあちこちで歩いていた。




水鳥といいながらいきなりヒバリ。これは移入種ながら1800年代前半には既にオーストラリアに入っていたというから歴史は長い。


オーストラリア南部の水鳥と言えばロウバシガンは外せない。変わっているとよく言われるカササギガンなどよりもロウバシガンのほうがもっと個性的に見える。シルエットが鳥っぽくない。


マミジロテリカッコウ幼鳥。ケアンズ周辺では成鳥以外あまり見る機会が無い。


ヒメクイナもケアンズ周辺ではかなり難しいが、ここでは日中に普通に茂みから出て歩き回っていた。ちっさ!


何が水面を飛び回っているのかと思えばシマオセッカだった。


アカガシラソリハシセイタカシギとムネアカセイタカシギの群れ。


ゴマフガモ(左)。ライファー。これを見る為だけにジーロングまで行ったが報われた。


クロハラアジサシ冬羽から夏羽へ換羽中。
せっかくメルボルンに来たので、南半球最大の市場ともいわれるビクトリアマーケットも散策した。


ビクトリアマーケット以上に、某ショップを埋め尽くす鳥グッズを買い漁ってこの日の午後の目的達成。


久しぶりに日本的なものを食べたい、とラーメン店に入ったがそれはオーストラリアにありがちな「日本人以外が経営していて、働いている人も日本人ではない日本食風の店」だった。こういう店はケアンズにも多いけど、日本人にとってもとてもエキゾチックなものだ。水にレモンとトマトとパセリが浮いていたが1口以上飲みたい味ではなかった。
これまで17回に分けてレポートしてきたアデレード発メルボルン行き探鳥記も今回で最後。まとめると、こんなに鳥を撮れる場所が(ケアンズを別として)他にあったかという感想が最初に来る。いつもだと(楽しかったけど比べて見るとケアンズはやはり凄い所だ)となるんだけど今回のアデレード発メルボルンはケアンズを脅かしかねないほどのポテンシャルを感じた。

印象的だった出会いTop5
五位 クリゴシウズラチメドリ
四位 ミカヅキインコの群れ
三位 ムラサキオーストラリアムシクイ
二位 クルマサカオウムの大サービス
一位 ヒムネキキョウインコの営巣
またこの地域は再訪しますよ。この旅行は本当に楽しかった。

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