ムラサキオーストラリアムシクイはもう十分に撮っているけど、オーストラリアムシクイ類4種の撮影は今回のツアーのテーマなので何度でも撮ってしまう。
ちなみにメスはこんなのです。
次のターゲットであるエミュームシクイを目指して幾つかのポイントをハシゴしていく。全くエミュームシクイが出なかったポイントはなく、どこでも複数出現したけど何しろ小さいのと警戒心が強いのでこの日の午後はずっとエミュームシクイと勝負していた。それをしながら他の鳥も見る感じ。
そしてついにまあまあの条件で出た。
体の小ささに対してとんでもない長さの尾を持っているのがエミュームシクイ。
いい背景とポーズ。ちなみにオス。
実はこの出会いの前に、道端で至近距離で数秒エミュームシクイに出会っており撮れた人はそれを撮れたが、ガイドとして全員が鳥を認識したのを見てからカメラを構えるため私は間に合わなかったのは納得している。
もちろん一般的な野鳥も無視しているわけではない。ニオイガモ。
パース周辺の優占種であるメジロキバネミツスイは早い段階で撮らないと、それ以降は誰もシャッターを押さなくなるため危うく画像なし、なんていう事態にもなりかねない存在だ。
カンガルーのいる風景。オーストラリア南部なのでクロカンガルーだ。
毎日2-3000枚とかの撮影をしていて、問題になるのが旅先での画像のバックアップだ。宿のwifiが毎晩30GBものデータをアップロードできるほど強力なわけがなく、というかトライするだけで他の宿泊者に大迷惑。私はメモリーカードへの2枚同時書き込みに加えてスマホへの全画像の転送(Bluetooth)、そして外付けSSDへも保存という4重のバックアップをとりながら旅をしていた。クラウドにあげればいい、NASにアップするから…というのは人生が常に強力なネット回線の中で完結する日本人の考えであり、しかもITブロガーなんて1日で30GB分も撮らないし、そんな旅が2週間続いたりしないでしょう?野鳥撮影では何日も電源さえ取れない状況もあるので私はNASやクラウドは旅先では全く考えていない。電源が必要な3.5インチHDも使っていない。