Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

9回目のパース その7(イワクサインコ)

新しいカメラであるR3を使い始めて6日目。昨晩ようやくいろいろな設定を宿で見直し、オートフォーカスやボタン配置を変更し、RAWで撮るようにしだいぶ使いやすくなった。

今日は移動日だがターゲットはイワクサインコを狙う日。これまで私は何度も見ているけど頭上を飛んだり足元から飛び出したりで、公開できるようなレベルの写真を撮ったことがなかった相手。それは他の人も同様みたいで、これだけSNS投稿が溢れる中でイワクサインコの投稿なんて一度も見たことがない。ところが、駐車場に車を停めて機材を降ろしている時にいきなり群れが頭上を低く通過して少し先の草地に降りた!
イワクサインコ
おおーいきなりイワクサインコが至近距離で!

この種に関して、こんな距離からの写真なんて初めて見た。という身体半分切れてんじゃん。

草の種を食べるのに夢中で全く逃げない。

小さい上に草と同じような色をしているので遠くからでは気が付かないだろう。

ワカナインコ、ワカバインコ、アカハラワカバインコと近い仲間。

合計20羽くらいいて、頭部の青い鉢巻きが鮮やかなのがオス。

もう十分、というまで撮ったけどその後も頭上を同じ規模の群れが一度飛んで行った。素晴らしい。

昨日のターゲット種であるエミュームシクイも同じポイントで見られた。順調順調。

ヒロオセンニョムシクイは英語でInland Thornbill(内陸のトゲハシムシクイ、の意味)という。その名前とは裏腹に、ヒロオセンニョムシクイは海岸にもいる。
オーストラリア大陸で海が一番綺麗なのは西オーストラリア。世界のリゾート地と根本から違うのは、オーストラリアではこうした風景に人間が1人もいないこと、建物も道路も存在しないことが最高の美しさだ。

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