Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

9回目のパース その2(ハジロオーストラリアムシクイ)

ということで翌朝お客様をお迎えして、まずはパース市周辺で4日間の撮影を楽しむことになる。最初になぜ今回私はこんな馬鹿でかいレンスを持ってくることになってしまったのかをご説明し「別にいいですよ?」とご理解を頂く。確かにお二人とも常時三脚にカメラを据えつけるガチの写真派であり、撮影中にガイドが半歩後ろで何をしていようがあまり関係がない。それでも私は水辺に行く時は常に望遠鏡を携帯していたが。

まずはムナグロオーストラリアムシクイ(厳密には違う亜種だが和名がまだない)とハジロオーストラリアムシクイですね、パースより南に行くとこの2種は出なくなる、つまりパース市が分布の南限ですから…とかなんとか雑談しながらまさに1個目のポイントにて
ハジロオーストラリアムシクイ
とんでもない距離ででた!!!

主要ターゲットであるハジロオーストラリアムシクイ成長夏羽。いきなりこんなのに会ってしまってあと10日間も何する気だ!?

この個体は後頭部に本来はないはずの白い羽が一枚あり、「白チョン」と命名した。白チョンはこの公園の有名人のようで犬の散歩の人にさえ「あのカーブの辺にいたわよ」と教えられる始末。誰も撮っていないが。

そしてこれは白チョンではない別の個体。嘴の色が白チョンが真っ黒なのに対しこの個体は赤みがあり、若いオスであることがわかる。

こんな美しい野鳥が至近距離で複数うろうろしていて、誰も野鳥ファンが来ていないというのはこの公園はどうかしている。


もちろんメスや子供たちも一緒。

左のやつなんて本当はデコイなんじゃないの、大丈夫か?というハジロオーストラリアムシクイの撮影天国。

オスはただ美しく

メスたちは可愛い。

R3はシャッターを押していると1秒に20枚も撮ってしまい何千枚もの画像にあとで苦しむことになる。私の最初のデジタルカメラD50は2.5枚/秒だったぞ。なお、全く馴染みのないカメラで撮影しているため三日目になってもRAWではなくJpegスタンダードで撮影していることを本人はまだ気が付いていない。オートフォーカスが言うことを聞かないのは瞳認識優先になっていることや動画が4kや6kではなくFHDで撮っていることも本人はまだ気が付いていない。

AAK Nature Watchのパースツアー:https://aaknaturewatch.com/birdwatchingtour/tour18/

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