Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

9回目のパース その11(アオムネオーストラリアムシクイ)

ムラサキオーストラリアムシクイ
今回の旅のテーマであるオーストラリアムシクイ類5種類撮影の最後の相手であるアオムネオーストラリアムシクイが暮らすエリアに向けて移動を開始する。途中にいつも寄る、謎の寂れた湖では尾がないムラサキオーストラリアムシクイがいた。尾がなくなるとこれまた異様な雰囲気の生き物だ。

この湖ではトンボが大発生しており(歩くと体に当たってくるレベル)、尾のないムラサキオーストラリアムシクイはちょっと具合が悪そうに見えたが、それでもこの大発生しているトンボを採って食べていた。

まあそんな寄り道やこんな寄り道もしつつ…

田舎という限られた選択肢の中でベストの店を巡りつつ最後の大規模な探鳥地に夕方到着した。明日丸一日あるけど、今日のうちにできるだけ見ておかないといけない。特にアオムネオーストラリアムシクイはここまできたら絶対に落とせない。


おっとサンショクヒタキが…とふらふらと寄っていってしまうけど「あんまり撮ってる時間はないですよ!」と先を急ぐ。急いでるせいか、なぜかカメラの設定がこのあたりからF11.0という恐ろしい数値で固定されてしまってしばらく続いている。


頭は急いでいても、パース周辺有数の自然観察地であるここは夕方になって動物がわさわさ出てきてなかなか先に進めない。


ハリモグラなんてあちこちにいるし…


どちらもクロカンガルーなのだけど色の違いは個体差。ここまで薄いのは珍しい。哺乳類に気を取られているうちにいよいよ夕暮れに。前に来た時にこのあたりにアオムネオーストラリアムシクイの縄張りがあったがな…と歩いていると


でた!オーストラリアムシクイ類5種類撮影の目標コンプリート!薄暗くなる中でF11.0という謎のセッティングなので「なんでこんなにブレるんだ?」と途中でミスに気がついた。


F4に戻してなんとか。アオムネオーストラリアムシクイはムナグロオーストラリアムシクイとの識別が問題になり、胸がやや青いだの環境が違うだのいうけど、そもそも頭の青色のタイプが違う。

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