Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

クィーンズランド州駆け足縦断7 「ブリスベン」

ずっとキャンプだったので、久しぶりに建物の中でぐっすり寝て朝と夕方に近所の散歩に。それ以外は洗濯をさせてもらったり三食ごちそうになったりchieさんの邪魔をしたり。
セアカオーストラリアムシクイ写真はセアカオーストラリアムシクイの♂。面白い光の中にいた。


こちらは同じセアカオーストラリアムシクイの♀。

首が無いキンショウジョウインコ(嘘)。ちょっと難しい所にとまっていておくつろぎだった。

ミナミクロヒメウの黒曜石なような羽とエメラルドの瞳。鵜であるがためにあまり人気がないのがかわいそうだ。

何かの巣箱がかけられていた。


もういいのに、いるとつい撮っちゃう。
少し離れたオニアオバズクの名所に9年ぶりに会いに出かけた。私は当時ペンギンを目当てにオーストラリアに来たばかりで、ブリスベンの鳥の多さに呆れ、巨大なオニアオバズクに腰を抜かし、それからオーストラリアをうろちょろしている間にバードウォッチングが仕事の一部になってしまった。
「うちから20分くらいじゃない?」とchieさんに言われた緑地まで出発。ブリスベンは結構公園が多い。同時に、坂も多い。丘陵地帯に無理矢理住宅街が拡大した感じなので坂が多くまっすぐ延びている道がなかなかない。適当に?の方角へ進む、と言う事をやるといつまでたってもたどり着けないのであった。ケアンズには一つもない立体交差、都市高速、地下通路、出口が6つあるラウンドアバウト、急坂の途中にあるラウンドアバウト、沢山の歩行者、車道ぎりぎりまで迫る塀。一方通行。踏切。そこを道もよく知らず観光バスで走る。きゃぁあああああ!一度間違えたらもうなかなか戻れないしターンも出来ないし、地図を見るために停まれる所も無いし、結局一時間以上かかった。方向感覚にはに自信があるのだけど。ケアンズからブリスベンまで1700kmをキャンプしながら運転して来てもけろっとしていたけど、この一時間が立ち上がれない程に一番疲れた。それでもオニアオバズクに再会できれば報われる、早く会いたい、もうあなたなしでは生きていけないわ、今すぐ姿を見せて!
向こうから歩いて来たハイカーに、「オニアオバズクは丘の上の例の琵琶の木にいましたか?」と尋ねると、「去年までいたけどいなくなったなぁ」と。
きゃぁああああ!
willie轟沈。浮上できません(号泣)。去年産まれた卵が無精卵だったらしくなんたらかんたらでどうのこうの。耳に入らず。親切にも、「?緑地にはいるよ」と地図を書いてくれたけどこれ以上ブリスベン中心部でバスを運転すると死人を出しそうだったので断念。暗くならないうちに家路に付いた方が良さそうだ。夕方のラッシュなんてものが加わればもう命は無い。帰りも一時間くらいかかり、車内で絶叫しながらなんとか無事にchieさんの家に戻った。
私は もう 二度と カーナビもしくは助手なしで ブリスベン中心部へ バスで出かけない事を 誓います オニアオバズクに
chieさんは旦那さんと教会へ聖書の勉強会?か何かにお出かけ中。何だか格好いいですね。ちなみにchieさんとその旦那さんとwillieは同じ大学のほぼ同級生ながら在学中はお互いに全然知らず、それぞれその頃オーストラリア、アメリカ、カナダで暮らしていたりするのが面白い。(ちなみに私の嫁さんも同じ大学で高校生活はアメリカで送っています)あそこは日本脱出遺伝子が組み込まれた人が集まるのかもしれない。それにしても奇麗な家だ。顧客との打ち合わせのため、ある程度ちゃんとした家と応接間は必要なものらしい。私も昨年までは一応誰が来てもまぁ恥ずかしくないマンションに住んでいたんだけど、誰一人来ないので小さいアパートへ移ってその分を旅行資金にしている。でも、日常生活も大事にしないとダメだなぁと思わされた。
オオオニカッコウ幼鳥。仮親はどうした?

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