Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

アイアンレンジ旅行記ー6日目 撤収

X-Trailいよいよアイアンレンジを去る日が来た。といってもケアンズまで直線距離で1000km以上あるわけでまだまだ終わったわけではない。帰りは既に一度通った道なのでずんずん進む。10本程度の川を渡りオフロードを駆け、幹線道路に合流。ロードハウスで久々に冷たい飲み物で一息入れる。ロードハウスに集まっていたツアーのトラックや4WD達も、無改造X-tailが北から戻ってきたのを見て安心したんじゃないか。
昨晩アリ連合軍に夜襲を受け、夜中の一時からずっと起きている私はさすがに眠くなってきたので運転を交替してもらい助手席で熟睡。コーエンの町外れにある検疫所も無事(!?)通過。一気にマスグレーブロードハウスまで戻ってきた。



行きに通った時同様、キビタイヒスイインコとアカオオタカを探してみるけど不発。レイクフィールド国立公園を開拓する気持ちで、めぼしそうな湖や沼やキャンプ地や、いろいろ走り回り再びスィートウォーターキャンプエリアでテントを設営。やはり誰もいない。レイクフィールド国立公園は釣りで知られる所だから、川へのアクセスやトイレなどの施設を持たず、国立公園の出口付近に位置するスィートウォーターキャンプエリアはあまり人気がないのだろう。道も荒れており、ある程度車高のある4WD必須。
一泊のつもりだからタープは省略。暑い…。それと、今日は虫の大発生日らしくライトを付けるとものすごい数の虫が集まってくるためランタンを少し離れた所においておいた。
しばらくしてランタンの様子を見に行くと、灯りに群がる小さな羽虫と、それを狙うトンボやカエルといった食物連鎖ピラミッドが見られた。


これは触りたくない。時々異常に大きくなる奴がいるのだ。

虫を追いかけて、闇の中を小コウモリが飛んでいる。大きさはカブト虫くらい。スポットライトで追いかけるのも大変なくらい飛行が早く軌道が不規則で何か分からず。また、「ぶぉんぶぉんぶぉん」と空気が振動する波動を出して何かが飛んでいる。撮れたのはオーストラリアオオコウモリ。


あとニュージーランドアオバズク。


タープを張らず、テントのフライシートも付けずに星空と様々な生き物が立てる音を楽しみながら眠りについた。アイアンレンジよりもレイクフィールドの方がよっぽど秘境っぽい。

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