Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

シドニー旅行記6 海上探鳥二日目 後半

二日間かけて移動した船は、GPSで見るとシドニー西方の海上に浮かんでいる。このままシドニーへ戻ってくれれば楽なんだけどな。出港地アラダラの港からシドニーまではバスで5時間かかる。さぁ最後半日。


悪巧みをする二人。その収穫が…


あらまぁ。
まだまだ新しい種類が出る。ハシボソミズナギドリ。

ニュージーランドミズナギドリ。

ハジロミズナギドリは特徴的なウロコ模様。昨日からちらほら出てたけどようやく撮れた。

ミナミオナガミズナギドリ


マユグロアホウドリ亜種 Thalassarche imparvida。これも、別種とする事もあるようで。しかし凄い水押し。
鳥を見ながら移動を続け、陸が近くなってくるとアジサシも混じるように。これはメガネアジサシ(冗談)。

シロハラウミワシが餌をねこばばして行った。
が、気に入らなかったのかすぐに捨てて行った。

夕暮れ迫る中、港が見えて来た。ここまで戻ってくるとおなじみの鳥達が。つまり、
「6時の方向、ギンカモメだ!」というギャグも飛び出す。
(ギンカモメはオーストラリア中にわらわらいるカモメです)
「ぼぇー」とバンクス号の汽笛が鳴った。
船長「左舷遠方にクジラ!」
乗客達「どこどこ?」「わかった?」「何クジラだったの?」「わかんない!」「シーシェパードは?」……まてまてまて、最後に何か変な単語が隣から聞こえたけど。
chiemomoさん「だってある意味見てみたいんだもん」
いやいや、ここは完全アウェーですぞ。シャレになりませんて。


何かが降りてきそうな空模様。予定の22時よりも3時間早く寄港。そういえば出発も2時間遅かったけど?
船上では、乗組員が次の海鳥観察クルーズの参加者募集をしていた。このタイミングで?私はオーストラリアにはまだ行ってみたい所が山のようにあるので、もう当分海はいいやって気分だけど結構皆名前を書いている。羨ましいが、私も今はやる事があるので、今はこれでいい。
さて、シドニーへ戻るバスは明日の早朝までないので今晩は港近くの宿で一泊。夕食は近くのテイクアウトの店で適当に。宿は、”かまいたちの夜”の舞台のような人気の無いいわく付きの古い宿だった。この扇形の作りは昔の収容所か何かだろう。不自然に廊下が塞いであったり窓には鉄格子が。しかも誰かが突き破って脱出した感じでひん曲がっていた。まぁ、気にせずに。隣室からはテレビの音がしてる。部屋にはテレビなんて無いはずなんだけどまぁ気にせずに。2分で自動的に電気が消える不審なシャワーを何度も電気を付け直しながら浴び、陸に上がってからも依然としてゆらゆらしている体をベッドに横たえた。今日は熟睡のはずだ(いつもだけど)。

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