夜が明けた。昨日よく飛んで通過していたオグロインコがテントの側の木にオスとメスで二羽降り立ったがやはりすぐ去っていった。テンニョインコと同系統の、尾の長い美しい鳥だ。
5羽ほどの群れ。あとで紹介するけどこの土地はリバーガムと言う巨大なユーカリが立ち並ぶ所で木の背が高い。地面に降りてこないタイプの相手を300mmレンズで狙うには問題だ。撮り放題のキバタンやアカビタイムジオウム、キクサインコ、モモイロインコなどをかき分けてテントに戻ると
炊事用具がチェックを受けていた。
食べられそうなものはないか。
ムナフコバシミツスイと飛び回るミツバチ。なかなか面白いセッティング。
ケアンズ周辺の派手な熱帯植物ばかり見てい目にはオーストラリア南部のブッシュはしみじみと美しかった。
サザナミオオハシガモなどを見ながら車で走っていると路上になんかツチノコ的な異物が…
エリマキトカゲ、ボイドモリトカゲ、ヒガシミズトカゲ、アゴヒゲトカゲ、ヒャクメオオトカゲ、アオジタトカゲそしてこのマツカサトカゲといった爬虫類界のスター達に野生で出会えるのはオーストラリア探鳥のよきオマケだと思う。
哺乳類もそうか。
↑助けてやったのにすごい怒ってる。
この後でパーティーは二手に分離。というかインコ好きな皆はセキセイインコを追いかけていってしまったのでこの隙に非インコを絞り出す事にした。
お、あのパイナップル頭は…!?
カンムリモズヒタキだ。正面から見ると、普通の鳥なのに。
クリゴシウズラチメドリの若い個体を発見。背景にかなり溶け込んでいる。クリゴシウズラチメドリはsh-sh-sh-sh-という極小さなコンタクトコールを出しながら薮の中をはぐれないように少数で歩き回っているようだ。この声に気がついた時は感動した。つまり鳴いていると言う事は近くに…
やはり成鳥オスが居た!美しい鳥。またShy Heathwrenことオグロアレチムシクイが見られた。名の通りShyだった。というか同時に出てこなくたっていいじゃない…
まあクリゴシウズラチメドリは、序盤の中ではヒムネキキョウインコに次いで嬉しかった1枚。
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