Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ジョージタウン二日間 その4(完)

アカハラモズヒタキ朝の六時。40℃後半に達しているのでは、という昼間の暑さを考えればこの時間にしっかり鳥を見ておきたい。鳥達も活発に動いており、アカハラモズヒタキが低い枝に降りて来た。水場ではハゴロモインコの姿も見える。歯磨きしながら上を見上げていたら、若草色の小鳥の群れが高速で通過してく。ついにセキセイインコの登場だ。


マニュアルフォーカスにして必死で追いかけたけど、まぁなんとか使えるのはこの一枚だけだった。飛行速度が速い。もちろん、私がマニュアルフォーカスになれていない事もある。撮りながら走り、土手に登ると遠くの樹に群れが降り立ったのが見えたのでそちらへ。

と、いつも飛ばずに歩いてばかりのオーストラリアオオノガンの若鳥が飛び出して来た。露出外しまくりで残念。何しろ、内陸乾燥地帯は日差しが凄まじく日なたではマイナス1.3、日陰にいる被写体では逆に+3.0とかにする必要があり急に飛び出されると全くとんちんかんな露出のままシャッターを切ってしまう。これは今後の課題。RAWってので撮れば解決するのかしら。

カノコスズメは正面から見るととても可愛いけど

実はふけ顔だ。

キボシホウセキドリ。

セキセイインコが降り立った方面へ歩いて行くと、chiemomoさんが手を振って歩いて来た。呼びに来てくれる途中だったらしい。昨日から私が、「セキセイインコに会えるのが楽しみだなー」と連呼していたので昨日は現れず気にしてくれていたのかもしれない。ありがとうございます。相変わらずセキセイインコの群れはおよそ15-30の数で上空に突然現れ、すごい勢いで飛び回り通り過ぎていく。この乾いた地に、若草色の小鳥が群れで一糸乱れず飛び回る光景は写真でも文でもどうもうまく伝えられないけど、とても奇麗。ようやく一つの群れが枯れ木に降り立ったのを見て、しゃがんだままじりじり接近。
野生のセキセイインコのなる木。ここまで来た甲斐があった。

変な生き物がこちらを見ていた。

ヒバリモドキと思われる二羽。

これもおまけ。ざっと図鑑で見た所Amphibolurus gilberti♂かなと。別の大型スキンク系も何度か見たけど撮れなかった。
【2010年8月追記】セキセイインコはいる事もあればいない事もあります。これまで数回訪れた結果、どちらかといえばいない事の方が多いです。行けばいるなんて、簡単に考えないで下さい。車が壊れたり、うろうろして道に迷うと生命に関わる地域です。携帯は圏外です。ファーストエイド、何日か分の飲料水、無線、3G携帯電話、GPS、万が一の時迎えにきてくれるような知人なども必要です。英語が不自由無いのは大前提です。普通のレンタカーは未舗装道路の走行を認めていない事も注意。

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