ラミントン国立公園であと絶対に見ておかないと行けないのはアルバートコトドリ、ワキグロクサムラドリ。少し離れてウロコフウチョウ、チャイロガマグチヨタカ、ハシリチメドリってとこかしら。
オライリーズまで戻ってくると、禽舍に大きなオナガイヌワシが二羽見えた。後で聞いた所によると、調教してバードショーを始めるそうだ。今後もカランビン動物園からフクロウやらなんやらが続々納品されるらしい。そんな事しなくていいのに。これだけ観光客が来ててもまだ集めたいんだろうか。そういえば、大きなスパも昨年完成して営業を始めていた。
後日談を。ボーダートラックの中間地点あたりで日が暮れてヘッドランプを点灯させオライリーズへ一人向かっていた私。背負っているザックには水、ヘッドランプ予備の電池、雨具上下、非常食、強力フラッシュライトとその予備の電池、GPSとその予備の電池。ファーストエイドキットとナイフ。地図、とかまぁある程度の装備。前からなんか歩いて来たもんねぇ。女性が一人で何も持たずに半袖短パン姿で(こちらはフリース来てるのに)夜のトレイルを歩いて来たもんねぇ!霊じゃないかと凍り付いたけど足があった。ビーチサンダルはいてた。
ライトすら持ってないのだよ。ここからオライリーズへ向かうにしてもビナブラに向かうにしても夜の山を3時間は歩く。すれ違う時に「大丈夫ですか」と声をかけたけど返事が無かった。神があなたについていてくれるように。お隣の国ニュージーランドはオーストラリア人の遭難者率が突出して多い事で昔から有名で、「オーストラリア人は標高の高い山や積雪に全く慣れていないから」と言われている。それ以前の原因もあると思うよ。オライリーズ周辺のにわかウォーカー達を見ているとそんな気がした。あと体重が重すぎるとか?
オライリーズでは毎晩、自然や動物に関してのドキュメンタリービデオを立派なシアターで上映していてそれは宿泊料に含まれている。今晩の上映はアルバートコトドリについて。結局今の所、鳴き声を数回聞いただけでまだ姿を見ていない。なかなか面白いのに、ここら辺のスターなのに客は私とあと一組の老夫婦のみだった。