クィーンズランド州駆け足縦断2「キツい…」

朝、夜明けとともにパルマへの峠道へ侵入。ギリスハイウェイをもっと長くずっと狭くしたようなハードな道。バスには。標高が高い分ようやく過ごし易くなったけど、名物の霧が凄い。景色が全部白い。写真をとっても白い。メジロハジリチメドリを撮った、と思ってももやもや。でもヤイロチョウとか、キンショウジョウインコとか、アカクサインコとか、ケアンズではちょっと見にくい鳥達が結構簡単に見られた。

喉が赤いメジロハシリチメドリ♀。メジロハジリチメドリの数の多さには驚くばかりで、パルマで一番沢山見た鳥かもしれない。

フラれ続けて来たアカオトラツグミをついにゲット。よっしゃ、もうええわ、これで帰ろう！パルマにはトレッキングコースも結構長めのものもあるし、本来ならここで一泊したい所だけど今回はとにかく時間がない。朝マズメだけ過ごしたのち後ろ髪を引かれながら峠を降りる。
朝食会場は有名な道の駅、フロスティーマンゴー。その後はタウンズビルに入り、雨期だし洪水の後だし何も淡水にはいなかろうと思いながらネームバリューに負けてタウンズビルコモンヘ行く。気温は早くも35度。ジョージタウンにいるみたいだ。おまけに、肝心の奥半分は水没のためアクセス不可能。うーん。なかなか上手く続かないなぁ。バーダーなんて誰もいないし。収穫なし。まぁ予想通り。これを見て、ロスリバーもスルーする事にした。
しかし何だか今朝から肩凝りから来る頭痛がひどく、薬を飲む。が、これがいけなかった。遠征時には、ファーストエイドキットをいつも持っていくけど頭痛薬は古くなっていたみたいで。また、そのとき飲んだ水は公園で汲んだ奴。どちらが悪かったのか、はたまたどちらも悪かったのか頭痛も収まらないし吐き気が押し寄せひどい状態になった。
げろげろしながら車を降りて灼熱の砂丘を歩きマングローブエリアまで執念で移動しサザナミミツスイとアカヒメクマタカを追加。正午近くには温度計はとうとう39度まで上昇し、死にかけて来たので砂丘を超えて涼しい車内へ撤退。移動し、エアーの町のキャラバンパークへ倒れ込んで気絶。が、ここら辺はセッカのポイントだった事を思い出しふらふらと立ち上がり無事ゲット。ケアンズ周辺では見られないからね。どんどん移動しなくてはいけないからね。余談だがエアーの町には「エアーマックス」という名前のモーテルがある。十何年前であれば大ウケの名前だったろう。

アカオクロオウムがそのへんに沢山いて驚いた。

夕暮れ時にはカササギガンが茜色の空へ向けて飛んでいった。