Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

キビタイヒスイインコ-アイアンレンジ探鳥記2011

キビタイヒスイインコキビタイヒスイインコは生息環境の減少に加え、あり塚にトンネルを掘ってその内部で絶滅危惧種のガTrisyntopa scatophagaと一緒に繁殖するという強烈な個性、そしてその事がもたらす人工ふ化の難しさ、またその美しさによる密猟で推定残り300つがい程度となってしまっ絶滅危惧種。オーストラリア固有種。

学名 Psephotus chrysopterygius
英名 Golden-shouldered Parrot

同じようにあり塚に営巣する習性を持つ近縁2種の内、ゴクラクインコは絶滅(オーストラリア本土で今のところ唯一絶滅した鳥類)残るヒスイインコも少数となり、これらあり塚営巣系インコ類の生存と絶滅との狭間で懸命な努力が最前線では続いている。しかし、残念ながら図鑑の改訂版が出る度に記述される分布域がどんどん狭くなってきている。




ハトなどと同じく地面で種子などの餌をとる。


こちらは若い個体を中心とした群れ。


オスと幼鳥。じりじりと幼鳥がお父さんに接近。


ご飯をくれと。


しばらく無視していたお父さんもついに陥落。幼鳥の尾羽が美しい。
今回、視界内に過去最高の40羽ほどのキビタイヒスイインコを観測して少しほっとした。
管理人はケアンズでバードウォッチングのガイドをしている他に、旅行代理店での勤務も長く、ご旅行の総合的な手配やご案内がワンストップで可能です。どなたでもお気軽にご利用下さい。ご依頼/お問い合わせ

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