Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

20〜22回目のヨーク半島アイアンレンジ 前編

通算19回目の訪問になるヨーク半島アイアンレンジツアーを6月に欧米のツアー会社のためにやったあと、7−8月にさらに3回の訪問を重ねて合計22回となった。およそ15年前の初回訪問時はそれだけで10回くらいブログを更新した記憶があるけど、仕事なので画像がとても少ないという点が大きいものの3回分の訪問を一回の訪問にまとめてしまうかというくらいにヨーク半島が裏庭と化してきているのも事実。
キビタイヒスイインコ
絶滅危惧種キビタイヒスイインコは研究者・野鳥ガイド達・一般の野鳥愛好家・牧場主など様々な勢力が存在し、私が苦手な政治の世界になってきている。年齢的にも業界中堅になってきた私はつい「昔のキビタイヒスイインコ探しは良かった、感動的だった」ということを口走りがちだけど、願わくばまだこの先もこの鳥を見て楽しめることを。

今回はナイトツアーや隠れ湿地の開拓があり、食事問題にも大きな進展があった。他社の仕事を手伝っているとそういう意味では良い刺激を得られる。


アカオオタカは半分壊れたような巣で今年も営巣を開始。


写真を見返すとツアー3回分の辛かった楽しかった思い出がいっぱい蘇ってくるな。月間400時間近く働いたからな。


今年理解が深まった野鳥としてこのアカマユホウセキドリ、ノドジロムジミツスイ、ヨコジマウロコミスツイ、ズアカミツスイ、チャイロガマグチヨタカなどが挙げられる。


レモンオリーブヒタキはサバンナ林の人気種。綺麗で行動圏が地表近くでかつ動きが遅い。


コロナ前にいた「林道を歩いているキタメグロヤブコマ」はどこかに行ってしまったようだけど、その子孫だか誰かがいつ訪問してもほとんど同じところに今年はいた。


全体的にシギチの渡来が遅れており7−8月には海岸の野鳥は少なかった。(続く)

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