Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ケープヨークへ【準備編1】

えー。
更新が止まっているこちらのコーナーですが、私もいつも旅行に出かけられる身分ならどれだけいいだろうと思うけど現実は車のローンと上がり続ける家賃に悲鳴を上げている存在です。車のローン?そんなの大した事無いって?いやいや、ここはオーストラリアですぞ。200万円借りると毎月5万円くらい利息がつく。サラ金みたいなものだ。缶コーラが350円もするオーストラリアですぞ。消費税は10%だぞ。所得は日本より少ないんだぞ。
何の話をしていたんだっけ。
そうそう、そのローン、じゃなくって次回の遠征がだいたい決まって来ました。行き先はなんといきなりケープヨーク。


将来的にはオーストラリア一周動物探しの旅へ出るつもりだけどその中でも最大の難所の一つかもしれないケープヨークへchiemomoさんのお誘いで十日間前後挑む事に。ケープヨークといっても先端ではなくて少し南のアイアンレンジが目的地。
厳密に言えばケアンズだってケープヨーク(ヨーク半島)にあるわけだけど一般的にはさきっちょの方をさす。乾期でないと4駆でも到達不可能。乾期でも、何カ所もの渡河や、「車が後ろにひっくり返る」と言われる坂やジャンプ台と落とし穴が連続する壮絶なオフロードを1000km強突破すればアイアンレンジだ。もちろん、何の宿もスーパーも無い。人間がいない。替わりにクロコダイルとか毒蛇はいっぱいいるみたい。もちろん、鳥でもキバシショウビン、アカハラヤイロチョウ、キビタイヒスイインコ、大ウロコフウチョウ、ヤシオウムといった、めまいがするようなビッグネーム達の生息地。他にもクスクスや蝶やコウモリやクワガタや、いやー大変だ。
本当ならオーストラリア一周動物探しの旅のクライマックスとして、最後に取っておいて感動に浸ろうと思ってたんだけどchiemomoさんという考えうる最強の同行者という機会の方が大事だ。
撮影機材に観察機材、図鑑、照明など普通の旅行よりも持ち物が多くなる動物探し旅だけど、今回は更に10日分の食料や飲料水、キャンプ道具、通信機器、ジャッキや予備のガソリンタンク、ファーストエイドなどの特殊装備も必要だ。無事に帰ってくる為に。行った事がある人がほとんどいないので、情報がほとんどない。念を入れて準備するしか無い。
路肩には、朽ち果てた車が結構埋まっているというくらいだから。

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