Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

12回目のダーウィン・カカドゥ その5

アカオオタカ2019
アカオオタカを「もういいんじゃない?」というくらい様々なシーンを撮影できるなんて生涯そうあることではない。

それも、現時点ではこの親子(成長メスとヒナ2羽)は世界で誰も見つけていないと思われる。長時間いたわけではなかったのでオスは見当たらなかったが。オスがあまり狩が上手でないとすると、メスが忙しくなる。そのせいかこのメスはめちゃくちゃ飛び回った。視線はこちらを見ておらず、私たちから逃げているわけではない。

猛禽類は特に飛んでいる時が一番カッコいいからね。

ヤドリギハナドリもケアンズとは別亜種でエレガント。

カカドゥには3種類の希少なハトが暮らしている。チャバネイワバト、アカメシャコバト、そしてこのセグロシロバトだ。アカメシャコバトはカカドゥのかなり奥の方にメインの群れが移動してしまったので、短期間の訪問での出会いは運任せになる。チャバネイワバトも簡単ではないけど、一番珍しいのはこのセグロシロバト(旧クロオビバト)だと思う。遠くから食事中の3羽を発見し、はるばる歩いて接近したが最後まで逃げなかった。

所変わってアオマメガン。まるで温泉に浸かるよう。

早朝のカカドゥは幽玄で撮影を楽しむには絶好だ。

オーストラリアヅル。ここでは望遠レンズ以外にも、広角や標準とかのレンズも準備したい。私はビデオカメラを。

フタイロヒタキがハスの花に。

イリエワニが川に飛び込む瞬間を、前足にフォーカスして。
こんな大きな肉食動物がそばにいる緊張感を、ほとんどの人間は忘れてしまっている。イリエワニもオーストラリアでは保護動物であり、駆除が禁止され銃が社会からなくなっていこうその数はどんどん回復している。そしてオーストラリアでは人間がもはや銃を撃ってこないことを理解したイリエワニは恐れることなく人や人が連れている犬を襲うようにもなってきている。

ケアンズの北クックタウンの町ではキャンプ場のテントで寝ていた人が夜にイリエワニに襲われて引きずり出され、その悲鳴を聞いた管理人のおばあさんがイリエワニに飛びかかり目潰しを放って撃退するという漫画みたいなシーンも現実になっている。さすが僻地の高齢者は壮健だな…。普通イリエワニに飛びかからんぞ。
野鳥も爬虫類も昆虫も全て繋がって生きているのだからクマやワニはいらないが綺麗な小鳥は必要というのは成り立たない。鳥だけ好き、という人も時折いるけどそれは本当に好きなのかな?

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