Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

12回目のダーウィン・カカドゥ その1

通算で12回目となるダーウィンやカカドゥでのバードウォッチングに行ってきた。また後日にアップするけど、最大のニュースはオーストラリアで最も珍しくかつ最も人気のある猛禽類であるアカオオタカの巣を新しく発見したことで「場所は公開しない」と宣言しているにも関わらず簡単には思い出せないくらいの問い合わせがオーストラリア人達から届いた。アカオオタカ以外ではオーストラリアでは珍鳥であるハチクマに1時間以内に会えたこと(三日半探し続けてまだ会えていない人も)、セグロシロバトやマングローブクイナといった容易には撮影できない種の撮影に成功したこと、行く先々で出くわす現地の知人達がボートに乗せてくれたり立ち入り禁止の土地に入れてくれたりした事が印象に強く残った。オーストラリアアオバズク
まずはオーストラリアアオバズクから。これも現地でたまたま出くわした友人その1が案内してくれたものだ。初日と二日目はダーウィン市内の普通種をどんどん片付ける日。ダーウィンにはちょうど大量のチドリやシギが北半球から飛来したばかりであり、近年のケアンズを遥かに凌駕するその数が羨ましかった。

次はマングローブクイナ。単にメチャクチャ運がいい人間を除いてマングローブクイナを撮影するということは大変なことで、見るだけなら何度も見ているが全身が写っている写真など過去11回もダーウィンに来て撮れた試しがない。そこで今回は試験的にボートを使って水上からの捜索をトライした。ボートは、私のセスジムシクイ調査仲間であるダーウィン在住の友人その2に出してもらった。数日後にダーウィンの海岸でたまたま出会った友ダーウィンの友人その3も船を出せるみたいなのでこれは今後日程に余裕があるときは定番にしていこうかなと。

2−3年前に独立種に昇格したセジロモズガラスは特定の公園で人間に慣れ慣れであり、以前から簡単に出会える。


ダーウィン南部に固有の野鳥であるヒスイインコのメス。

ヒスイインコのオス。このエリアは野鳥が多く撮影しやすいところであり、オオニワシドリだ、ハゴロモインコだ、アカエリゴシキセイガイインコだ、とメモリーカードがハイペースで埋まっていく。

ふと顔を上げると、オーストラリアオオコウモリが凄い密集を見せていた。オーストラリアオオコウモリは放浪性の強いオオコウモリで、ここに出現したのはたまたまだと思う。過去11回の訪問では記憶がない。

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