Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

11回目のブリスベン(ゴールドコースト)山の探鳥その4

オニアオバズク
オニアオバズクはアオバズクというか鷲のような身体をしている。目だけは一応アオバズクだけど。シドニーではよくポッサムを獲っているけどここでは主にオオコウモリだという。

というかお腹の模様はそんなエサとなるオオコウモリ模様なのだが…すごい足だ。
大きい、大きいというがどのくらい大きいかというと約70cm、日本が誇るシマフクロウに迫るサイズ。それが遠くのイケスに夜いるのではなくて、昼間の公園で目線の高さにいるという状況を考えると『化け物』という表現が一番あっている。しかも2羽いた。


近くではムナグロオーストラリアムシクイが出現。これで今回の短期ツアーでルリオーストラリアムシクイ、セアカオーストラリアムシクイ、そしてこのムナグロオーストラリアムシクイという3種類の成長夏羽を全部撮っていることになりなかなかの戦果だと思う。オーストラリアムシクイ類といえばパースへのツアーで5種類出会えることが知られるけど、そちらにいるムナグロオーストラリアムシクイは実は今は別種であり、和名がないので便宜的にムナグロオーストラリアムシクイと呼んでいるだけだ。このブリスベンのやつこそ元祖ムナグロオーストラリアムシクイである。

パースにいるムナグロオーストラリアムシクイ(別種)よりも本家は愛想がいいな…。この近くでは林の中で土管から水が漏れている水場があり、キホオコバシミツスイ、ハチマキミツスイ、クレナイミツスイなどが次々に降り立っていた。迷彩ネットを被り椅子に座ってゆっくり撮影を楽しみたいところだ。

そういえばここでも野生コアラを見かけた。海鳥観察船の欠航を受け、暴風雨を避けてやや内陸に探鳥にきた今日は大成功だったと言えると思う。明日はいよいよ海鳥観察の日だ。

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