Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

11回目のブリスベン(ゴールドコースト)山の探鳥その3

キノドヤブムシクイ
今回のツアーでは山で二日間探鳥して、後の二日間は海へ出て海鳥観察の予定だった。しかし中型漁船で外洋へ出るというオーストラリアの海鳥観察の宿命と言えるのが悪天候による欠航。今回も二日の予定のうち1日が雨まじりの強風予報のため欠航になってしまった。海の近くは軒並み暴風と雨という予報であり、さてこの1日どうやって埋めようかということでグループを連れて明日は内陸の方に向かうことにした。とりあえず今日はゴールドコーストの探鳥地をめぐり、大量のカンガルーやワライカワセミ、セアカオーストラリアムシクイやトサカレンカク、コクチョウやネッタイバンなど幅広く観察し基礎固めをした。


そういえばハイエースは全座席14席を使う状態では荷室はほとんどないけど、座席下などを使うことでまあ多少の荷物は見えないように積める。

とある場所にて。庭に本格的な恐竜の模型がいっぱいある一般の家を見つけたけどなにこれ!?


キリハシミツスイがお庭に来ていた。


パースやメルボルンなどオーストラリア南部ではうじゃうじゃいるメジロキバネミツスイはクィーンズランド州ではレア種である。私が用意した鳥合わせリストにもその名前がなかった。


オオトカゲが日向ぼっこ中。


これはキアシヒタキだけど、ケアンズなどで見られるような顔にオレンジのワンポイントがない南部亜種。別種になる可能性もあるとか?


オーストラリア南部に多いワトルバードの仲間もまだクィーンズランド州あたりでは少数。ハイガシラミツスイ。他にもアオアズマヤドリやフウチョウモドキなども現れ、別にラミントン国立公園に全て依存しているわけではない。11回目だし昔3ヶ月ブリスベン住んでいたし。この日一番の出会いは


うおーなんかすごいの出た!!


オニアオバズク。日本の可愛いアオバズクからはかけ離れたその姿は『化け物』という表現が相応しいオーストラリア最大最強のフクロウである。(続く)

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