Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

アデレード発メルボルン行き探鳥記10【クルマサカオウム捕捉】

クロカンガルー広大な、そして我々以外は他に一組程度しか見当たらないキャンプ地にテントを設営して付近を一周。ここはクロカンガルーやエミューなど、草原を徘徊する大型動物が多い土地。もちろんオウム目全般も多いがもうそれらについては割愛でいいかな?




「草が旨い」
このあたりトレールはひっつき虫が異常に繁茂しておりコットン系のズボンはたちまちひっつき虫でびっしり覆われた。しかもひっつかれると針で刺されたように痛くとても鳥を探していられるレベルではなく早々に打ち切った。それにしても…すごかったわ。


マミジロモリツバメがどっさりいた。これはオス。この1枚はなかなか気に入っている。
←ビセイインコはこの旅を通じてぱらぱらとあちこちで見たが大きな数になっていることはなかった。右上がオスで左下がメス。
この日の夜は初めて雨が降った。テントの中で聞く雨音はなかなかいいものだが、皆があまりテント馴れしていないので心配した通り「寝られなかった」という声。まぁそれも思い出の1つだ。経験をつめば次第に必要な道具も分かってくる。
夕方、恐らく塒へ向かうクルマサカオウム達が同じ方角へ向けてぱらぱらと2−3度空を飛んでいた。そろそろクルマサカオウムをがつんと片付けようと思い、悪路で知られる隣接する別のエリアへ。確かに悪路だが、ケープヨーク方面みたいな水がらみの悪路じゃない。砂がらみならスタックしても掘り出せばいいだけだし町乗り4WDで何とか進んで行ける。実際一度埋まったが突破。




途中オグロインコが多いエリアを通った。


翼の長い事!
さてここまでくれば目的地ももうすぐだと再び車を走らせ始めて急停車。あの400mくらい向こうに見える物体はもしや。


クルマサカオウムが二羽とまっている!間合いと呼吸を計りながら接近していく。


おお大分近くなってきた。うとうとしている。
とおもったら逆立った!




枯れ木の先端を削り取り、それを掴んでかじっているように見える。


上空をモモイロインコが通過中…


やっぱり逆立った!威嚇?


もう一羽はおとなしくしていた。
今旅行中でクルマサカオウム発見する事じつに9度目、ようやくしっかり撮影できた。
続く

Exit mobile version