立派なスピニフェックスの写真を見ると脈が上がる、脂汗が出るくらいじゃないとオーストラリアでバードウオッチングをしたとは言えないね。アウトバックの多くの野鳥がこう言った環境で見られる。
私はバードウオッチングに加えてセスジムシクイ調査でこれまで気が狂うほどスピニフェックスの中を歩いてきた。だからオーストラリアの一端なバーダーならスピニフェックスの写真を見せられると脈が上がり脂汗が出、「その写真を遠ざけてくれ」と言うのだ。
クビワカオジロムシクイ(Banded Whiteface,Aphelocephala nigricincta)も当然のように「今日本語で検索してもヒットゼロ種」だ。まだ日本人は誰も見ていないものがアウトバックには無数にあるということだ。
頭上に飛んできたセジロツバメ達(White-backed Swallow,Cheramoeca leucosterna)。ツバメの仲間は鳴くと言っても単純な単音しか出さないものが普通だが、セジロツバメはギュルギュル鳴いていた。
遠くに赤いリンゴのようにしてベニオーストラリアヒタキ。
ニシカンムリハシリチメドリ(Chiming Wedgebill,Psophodes occidentalis)は名前の通りチャイムのようにおかしく鳴いていた。
アウトバックに広く分布する普通種ながら、綺麗なので何度でも撮ってしまうアカビタイサンショクヒタキ。どこで見ても結構寄らせてくれるのもその理由。
メスはおまけ程度に赤い。
なんか飛んでいく尾の青いチョウショウバトみたいなのとすれ違ったと探してみるとそこには野生のアキクサインコが。アキクサインコも原種ではこんな色をしている!
うん、だいぶ違うね。facebookに上げた際に鳥くん♪から『アキクサこんな色なんだ!キジバトかよ!』というコメントを貰った。それにしても「動かず枯れ木に擬態」を使うのはオカメインコだけじゃなかった。アキクサインコも「動かず枯れ木に擬態」の名手であることを翌月改めて知ることになる。
さてアリススプリングス周辺のセキセイインコは妙に綺麗であるという説があります。
パラレル・セキセイ。
集合写真セキセイ。