Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

最後のカンボジア 前編

カンボジアの寺院ケアンズなどのオーストラリア北部が雨季に入る頃、近年はコスタリカやケニア、カンボジアなどの第三国へのツアーの仕事を請け負って来た。しかし私はオーストラリアを極める道を選択し、雨季になろうともタスマニア(12−1月)やパース(2−3月)、メルボルン(3−4月)などでガイドをしオーストラリアを離れないことにした。したがって、短期的にはカンボジアに行くことはもうないだろう。




鶏の原種とされるセキショクヤケイ。


飼い鳥としての知名度から、原産地ならもっと普通に飛んでいるものだと思われがちなキュウカンチョウは決して簡単な相手ではないのだ。


ただのカワセミ。いつかオーストラリア領内であなたに会えることを楽しみにしているよ(Twitchシリーズ)。その時まで壮健であれ。


水田地帯で見た夕日には見惚れた。アジアもなかなかやるじゃないか。惜しむらくは周辺に人間が多すぎて、少しも自然の一部である気がしないところだ。


アジアの朝日もなかなかやるじゃないか…って、舟、舟!!


浮島にてサイホウチョウ。


ウオクイワシは内股。


ムラサキサギも早くオーストラリア領内へ飛んでこい!!


アカガシラサギはすでに飛んで来ているがな。


今回は飛んでいる姿がテーマなので。


インドトキコウ。コウノトリ系の充実はカンボジアのいいところだね。


空にも充実…。いや、充実しすぎだろ。


漫画の死神のような顔のコハゲコウ。

私があまりアジアが好きになれないのは、オーストラリア北部の感覚からするとそれはもう人間が多すぎて人間の価値が低いところにある。

オーストラリア北部では一人一人が広大なスペースを持ち、強い自由と権限を持ち、自分の意思で人生を楽しんでいる。そこには完全に近い自由と可能性が存在している。完全外国人の私でさえ、移民法をクリアして会社を二つもち大きな土地に住んでランドクルーザーに乗って好きな仕事をできるようになるまで10年強しかかからなかった。ましてオーストラリア人家庭やオーストラリア人と結婚した人は無敵といってもいい。

一方で不衛生な環境でナマズに餌を投げていたこの子に、一体どんな自由や人生の可能性があるというのだ。

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