Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

四度目のコスタリカ その5(完)

カザリキヌバネドリ

ケツァールことカザリキヌバネドリは年々観察条件が悪くなっており、遠くないうちに一泊二日の日程では見られなくなると思う。その最大の原因は、携帯電話やタブレットのカメラごときでカザリキヌバネドリを撮影しようと鳥の真下まで押し寄せる観光客である。野生動物を見るということに関して最低限のマナーや道具を持たないど素人である一般観光客ほど迷惑なものはない(最近は困った野鳥カメラマンも多いが)。せめて10倍、20倍ズームのカメラと双眼鏡を用意してほしい。


飛んでいる姿は妖怪の一反木綿。


オナガレンジャクモドキは分類上はフライキャッチャーだけど、オーストラリア人にはオカメインコに見える。


林床を動き回るクリボウシヤブシトド。


ヒメリンゴ農場を荒らすホオベニインコ。あなたたちは毎年必ずここにいるね。


2017年2月にもコスタリカツアーに添乗員兼サブガイドとして同行予定。今こうしている間にもiPadを構えた大量の観光客にケツァールは追い回されているはずで、ケツァールを見てみたい人はあまり猶予はないと思います。今回のツアーでは約230種を記録。


一年間で3回もコスタリカツアーを催行したという記録的な興行を記念して、現地旅行会社トップの人から頂いたケツアールの彫り物。

登場するのは営巣中のシマクマゲラ、ハキリアリ、キホオボウシインコ、ホオベニインコ。

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