カンボジアではいくつかの世界的な希少種(分布は広い割に数が非常に少ないような種)が安定して見られる。たとえばこの怪物オオハゲコウ。
東南アジア最大の湖があるカンボジアは水郷地帯であり、ボートに乗って尋常でない量の水鳥を観察するのは実に楽しい。三脚は使えないが、Tさんからレンタルしている新型80-400mmレンズは片手で持てて十分写るし、メインの300mf2.8(初期型)に迫る画質でとれる。”ついでにレンズ”として完璧で、最近は海外へはそれしか持って行かない。
初めて来たときは何千羽といるインドヒメウに紛れて気がつかなかったアジアコビトウ。今回は次々に発見した。ここではインドヒメウ500羽あたり1羽程度アジアコビトウが混じっているようだ。
アジアヘビウ。オーストラリアヘビウに酷似。
困った顔のウオクイワシ。
昨年は悪天候のため無視していたが、今回は航行中チャガシラカモメがパラパラ飛んでいるのもみられた。
カンボジア名物の水上村。その規模世界最大とも。
貧困層や格差、ゴミのない国オーストラリア人の目線には異様な光景。
一体何が浮いているんですかアレは。
雨期には滅茶苦茶に増水することが明か。
ツアーの最後には一応アンコールワットにも行き、鳥も多少みつつ観光をする。が、昨年のツアー時に中国人観光客数万人に巻き込まれ、気を失いかけた私は今年は観光を半日以内に縮小してもらった。
何しろ私は「半月くらい1人の人類も見かけず旅ができるわよ、あなたが望むならね」というキャッチフレーズの国にどっぷり使っている人間だ。少し前まで九州の面積に約100人の人口をもつ村にしばらくいた。
観光地は一度行けばもうあまり撮る気がしない。アンコールワット、にいるオガサワラヤモリ。
観光を短縮してつくった何時間かの探鳥でマミハウチワドリ。通訳で忙しく写真は撮れていないが、この田畑は探鳥地としてかなりよかった。
(カンボジア完。続いて四度目のコスタリカへ)