雨の量に比例して活動量が左右されるキバシショウビン。仲間のガイドは2週間アイアンレンジにいて声さえ聞かなかったが雨の翌日一気に出てきたと言っていた。私たちの時も雨は降らず、出会いはこの日の2回きりだった。
それにしても今回はケープヨークオーストラリアムシクイをよく見る気がする。サイクロンで木が多く倒れ、林床や藪に暮らす一部の野鳥に一時的に環境が良くなっているのかもしれない。
幼鳥に給餌する父親。
ボサボサの幼鳥。
固有種のカオジロヒタキ。
夏の渡り鳥であるはずのハグロカササギヒタキがこの時期(8月中頃)に!これはボーナスだった。
先にアイアンレンジに来て活動していた二人の野鳥ガイドから「サイクロンでいなくなった」と聞かされていた固有種のナキカラスフウチョウは2羽見つけることができた。
アイアンレンジの固有種で最も難しいのはこのチャバラニワシドリだと思う。図鑑でのランクも最上位の”R”だし。これをもって、固有種関連は一応全種出たことになりこの誰がどう見ても大災害直後といった状況では十分な結果を得たと断言できる。
って、足元までやってきた!この場所、この行動は実は昨年も遭遇しており今回も私は前を通るたびにチャバラニワシドリが出てきていないか毎日気にかけていた。それが最終日にやってきたわけだ。
300mmレンズでテレコンなし(持ってない)でこの大きさは、チャバラニワシドリは本当に目の前まで来ていることになる。ついでに私はフォトショップももっていないですよ。
一羽がずっと滞在しているっぽい固有種のキミミオリーブミツスイも帰りがけにゲットした。(次回最終回)