Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

タスマニア島2018 その5

キボシホウセキドリstriatus

キボシホウセキドリには全国で5つの亜種があり、タスマニア州亜種striatusなど南部の亜種は冬に北上する渡りを見せる。ケアンズなど北部の亜種uropygialisと最も違うのは頭が白髪状になっているところ。タスマニア州固有種12種のうち7つ目となるズグロミツスイも見られた。8つ目となるアカビタイキクサインコは各地にいたけど皆に泊まってもらっていた宿にたくさんいたらしいのでそれで結構。9つ目となるキノドミツスイも見られた。


ハイイロカッコウはケアンズのあたりでは鳴かないので、知っている声だけど名前がすぐに出てこない。何だったけ?と思っているうちに本体が何羽も出てきた。


タスマニア州固有種12種のうち10つ目となるタスマニアヒタキ。彼らのようなじっと動かない種は誰でも写せるが


タスマニア州固有種12種のうち2つ目でもあったメジロヤブムシクイ再び。メジロヤブムシクイのような薄暗い林床を高速で動き回る種類はデジスコやネオ一眼系の人は全滅、一眼レフの人で三脚を使う人もよほどの名手でなければ間に合わない。これはガイドとして長年様々な人々を横で見ていての総括であり「出現したものは全て写真に残す」という意味では一眼レフ手持ち(私のスタイル)が最も安全。2秒チャンスがあれば撮れる。


11種目のクリイロヤブムシクイもそんなカメラ泣かせの一種。あと残り一種まで来たよ!




国内に6亜種があるキバラモズヒタキの亜種glaucura。尾の色が最も薄い。


夜の海岸に上陸したコガタペンギン達。現地ルールで照明は赤色に限定されている。


ヨタヨタ歩いて巣穴のある砂丘を登る。


観光客は何時間も待っていたようだが、私は観光客が帰る時間帯を見計らって待ち時間ゼロで観察。


タスマニア州固有種12種の大トリを飾るはミドリホウセキドリ。

絶滅危惧種であり個体数で言えば最も希少だが、4年前にある建物の完成によりずっと見やすくなった。州の固有種全種に加えて南半球の海鳥の基本種、珍鳥(アメリカオグロシギ)、哺乳類11種ならまずまず。

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