たとえばこのスクリーンショットはほぼ同じ場所における二つのオフライン型地図アプリの画面だけど、あまりに違うことに驚かされる。左の地図を見て運転している場合は、自分はまあまあの規模の道を走っておりこの先しばらくはハイエースでも問題ないな、という印象ながら右の地図を見て運転していた場合は今にも行き止まりになりそうな怪しげな未舗装道路にしか見えない。どちらが正しいか?というと今回は前者の方が正しかったが、しかし右の地図からはこの道が川沿いであり両側に山が迫り、支流もいくつかあって脇道も複数、野営もできそうだなど多くの情報が得られる。だから最低でも二つ、できれば4つくらいの地図をモニターすることを薦める。
運転していたら大きな鷲が道路脇で大騒ぎしているシーンに出くわし、何事だろうと思って歩いて道を戻ってみたらオナガイヌワシが道路脇の低木に巣を作っていた。ほんとだって。オナガイヌワシの巣はいくつか把握したけど当時こんな道路脇の巣は見当たらなかった。
夜が来て。タウンズビル郊外にどんな生き物がいるか見せてもらおうじゃないか。まずはオヒロヨタカ。確かにすごい尾をしている!
フクロムササビは私が長期生息調査を行っている相手であり、ここでも会えてよかった。
雨に濡れていてちょっと雰囲気が違うが、オブトフクロモモンガ。
いっぱいいたぞ。
樹洞の入り口で日向ぼっこをしている姿がよく知られるオーストラリアズクヨタカ。
フクロギツネなのだけど、みたことのないような黄色い個体。地域差なのか?
フクロギツネの一般的な灰色型ね。このエリアはフクロギツネの数が多く、2時間くらい歩いた中で25匹くらい見つけたと思う。他にはスナイロワラビーやアカアシヤブワラビーもパラパラ。
オーストラリアガマグチヨタカも。
タウンズビルのナイトツアーもすごいな。ブリスベンでも思ったけど、特に近年においてケアンズ周辺が特別に生き物が多いわけではなく要はどれだけフィールドの研究が進んでいるかの問題だけだと思う。