Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

セスジムシクイ調査ボランティア三週間 その5

シロハラモズヒタキのオス

モズヒタキ類はオスとメスの性的二型が大きく、ようやく現れたシロハラモズヒタキ(White-breasted Whistler, Pachycephala lanioides)のオスはやはり良い鳥だった。


こちらは以前からお馴染みのメスタイプ。


もう一度オス。


ケアンズ近辺には分布が抜け落ちているマングローブセンニョムシクイの若鳥ももう一度。なんとも言えない色です。こんなセンニョムシクイは他にはいない。


成鳥になると普通のセンニョムシクイ類という感じだね。


とうっ!


マングローブのアイドル、マングローブオウギヒタキ。


自分が今マングローブにいるのでノドアカヒラハシを期待してしまうが、これは普通のナマリイロヒラハシだった。


ズアカミツスイのメスは顔面付近のみ赤い。


キミドリコウライウグイス。


カーペンタリア湾を離れ一気に南下、アウトバックへと変貌する。写真のようなロードトレインが走りまくり、赤土が土埃を巻き上げるアウトバックへまた来たのである。ここでは軽自動車もミニバンも一台も存在しない。

途中で名前がすごい「バーク&ウィルズ ロードハウス」に寄った。店が一つあるだけだが、周囲200-300kmは無人アウトバックしかないので道路地図にも大きく載っている。こう言った僻地ロードハウスはアウトバックの生命線である。


時速80km以上で未舗装道路を走りつつ、枯れ木にオカメインコが止まっているのが見えたのでUターン。ツアーでこれをすると賞賛されるが、私には何であのくらいの鳥が見えないのかわからないよ。多分120kmで運転していても気がつくと思う。オカメインコは飛んで行ってしまったが代理でレンジャクバト。レンジャクバトもちゃんと羽が光っているところまで撮ろう。


オカメインコがいたのはそこに水たまりがあったからだった。しばらく座っているとクスダマインコも来た。


そして、日没が近くなかでこの水たまりは野鳥で溢れ返ることになる。(続く)

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