Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

セスジムシクイ調査ボランティア三週間 その15(ディンゴ)

野生のディンゴ

ステーションBでは何度か野生のディンゴを見かけた。


もう何ヶ所目かわからない原野キャンプ。調査仲間の人類学博士はここでアボリジニの磨製石器のようなものを拾っていた。そういうのって拾って帰っていいんだっけ?
これは使われなくなったオナガイヌワシの巣のようだ。調査の主対象はムナジロセスジムシクイながら、調査中に見かけた全ての野鳥に関することは報告書の対象になる。この写真はどうやって撮っているのかというと、




↑オナガイヌワシと思われる巣を調査する人。


アカシアの花にセアカオーストラリアムシクイの冬羽。


チラチラ黒い夏羽が下に見える。


アカハラモズヒタキのケアンズにいる亜種Pachycephala rufiventris pallidaと、ノーザンテリトリーの亜種P.rufiventris falcataの分布境界線あたりにいることになるが、これはpallidaっぽい。


ディンゴは痩せていることを置いておいても、やはりその辺の犬とは体型が違う。


いい顔つきをしている。


ここは大岩の隙間を車で走ることができる「地獄門」と呼ばれる場所。タスマニアの西の村、ストローンにも同じ名前の場所があったが。


地獄門の洗礼を浴びたのか、半焼したロードトレインが空き地に放置されていた。このロードトレインが引っ張っていた貨車は何キロか離れたところの道端で全焼していたので、かろうじて先頭車両だけ救い出したのだろう。


400リットルが入るガソリンタンク(左側のドラム缶のような部分)に引火する寸前。引火していたら爆発を起こして見る影もなかっただろう。

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