インド洋を臨むクリスマス島。世界には言葉を失うような景色が無限にある。見に行った方がいい。小さな世界をチョロチョロして「何を食べた」とか「何を着た」とかやってる内に死ぬよりも、それはずっと素敵な一生だったと私は考える。
こんなプテラノドンみたいのが、目の前に次々降りてくるよ。
一枚目の写真の右上の方に写っているリンの積出港。映画ウオーターワールド、いやマッドマックスだな。
この枝は事前情報で珍鳥アオバズクがしばらく姿を見せていた枝。この鳥を狙って張り込むこと3−4晩。ついにその姿を拝むことはできなかったという墓標みたいな枝である。「この辛さを決して忘れるんじゃないぞ」と写真を残したという事です。
しかし犬も出歩けば棒に当たる。珍鳥シロアゴヨタカを探していたら、オーストラリアではもっと珍鳥のただヨタカを2度目撃。これはアオバズク敗戦を十分に帳消しだー!!オーストラリア800種オーバーのおじいちゃんとおばあちゃんが「見たぞ…これがヨタカ…」抱き合って涙ぐんでいるという図を見てもらい泣きした。
クリスマスミカドバトは寒冷地でもないのに立派なモモヒキをしている。そのせいでちょっと猛禽類的な容貌を持っている。頭だけ指で隠してもう一度写真を見てごらん。
クリスマス島の熱帯雨林も本場ケアンズと比べてもなかなか。こういう樹木の濃い土地では鳥を見つける目、聞き分ける耳という身体能力の差が如実に結果に現れる。ケアンズもそう。ポイントだけ教えてもらっても地元のプロのガイドと結果を比べあったら大差がつくのは当たり前だとおもう。
クリスマス島にはシラオネッタイチョウが黄色くなった固有の亜種、通称Golden Bosanがいる。
私はこの美しい海鳥にあっという間に惹かれていった。
長い尾をたなびかせて飛び回るその姿は童話に出てくる鳥みたい。
美しい…
世の中の大半の事がどうでも良くなるほどオウゴンシラオネッタイチョウは美しい。しかも300mmでも十分な距離をなんども飛んでくれる。
この写真を一年ほどfacebookのバナーに使っている。
誰かクリスマス島一緒にまた行きませんか?案内しますよ。
長い尾を忘れて出かけてきた奴もいる。