Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

クイーンズランド州6000kmドライブ その8(クルマサカオウム祭り)

野生のクルマサカオウムの群れ

ちょっと気分転換に別の探鳥地を覗きに行く途中で大量のクルマサカオウムに出会う。クルマサカオウムは内陸部に暮らし、善良な市民には縁のないオーストラリアのオウム界のボス的存在の一種だがこれほどの群れを見たのは始めてだ。


一部はモモイロインコがクルマサカオウムに偽装中。


キング・オブ・オウムが100羽以上いる状況。


なおクルマサカオウムに二つの亜種があり、こちらは亜種leadbeateriだ。もう一つの亜種mollisはオーストラリアのおよそ西半分にいる。日本でペットなどとして流通しているのは西半分亜種の方じゃなかったっけ?


もうなんだかめちゃくちゃにアカサカオウムがいる図。


箸休めにオーストラリアゴジュウカラ。


アカサカオウムに飽きてキャンプに戻ってみると例のクリムネウズラチメドリが更に4−5羽いた。


クリムネウズラチメドリのメス。


こちらがオス。クリムネウズラチメドリを見るだけのために往復2000km寄り道したが、連日簡単に見られ拍子抜けした。残り少ないオーストラリアの未見の野鳥たちには、プロが数日探したくらいでは全く会えないような鳥肌が立つような強敵であってほしい。そうでないと私は老後にすることがなくなってしまう。


バイバイ、マツカサトカゲ。私は東海岸まで1000km、ケアンズまで更に2000kmをまた運転して帰るよ。


バイバイヨロイモグラゴキブリ。
Goondiwindiの街の看板と。
Goondiwindiはオーストラリアのカントリーソングの名曲「Goondiwindi Moon」の名の元であり、ずっと訪問したいと思っていた。

英和辞典でGoondiwindiと引いても「オーストラリアにある街の名前」と出てくるくらいだから当たり前なのだけど、結構大きな町で私は勝手にガッカリした。リスナーとしてもっと月と牧場と酒場しかないような寒村であって欲しかった。



「Goondiwindi Moon」
いかん、いますぐアウトバックに戻りたくなって来た(これを書いているのはカンボジア)

なおGoondiwindiとともに「テキサス」も一部のオーストラリアカントリーファンには曲名で知られる。

アメリカのテキサスではなくて、ここクィーンズランド州のテキサスのことね。だからGoondiwindiとテキサスが並んだ看板はときめいたね。


1日で1000km走って、と書くのは簡単だがひとり旅の場合それはなかなかの身体的負担を伴う。ようやく東海岸近くに戻ってきて、かなり幸運な野営地を確保。クルマサカオウムの残像に浸りながら夜を明かす。

それは例えばこんなのだ。










また明日も、来月も、来年も素敵な日々に違いない。

Exit mobile version