Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

クィーンズランド州北西部、西部11日間その6(ホオグロオーストラリアムシクイ)

オーストラリア全国各地に散らばるオーストラリアムシクイの仲間は、ムシクイ類らしからぬ華美な色彩と造形美で人気。ただケアンズ周辺のセアカオーストラリアムシクイやオーストラリア南東部のルリオーストラリアムシクイを別にすれば僻地に分布しているものが多く、日本人にあまり観察されていない種も少なくない。特にホオグロオーストラリアムシクイは過去日本に紹介されたことはあるだろうか?このどの都市とも関係ない微妙な地域に分布するホオグロオーストラリアムシクイはダーウィンかケアンズからそれぞれ陸路1000km-1500kmアウトバックを激走してこないとたどり着けない不便な土地に住んでおり、私もまだ見たことがなかった。

↑昼間でもなんだか色々なものが路上に飛び出してくるアウトバックドライブ。夜はこの比ではないが。
ホオグロオーストラリアムシクイ♀

これがそのホオグロオーストラリアムシクイの♀!目星をつけていた場所とかでは全然なく、キャンプを張っていたらそこで見かけた。


こちらがホオグロオーストラリアムシクイの♂。初見の鳥に自力で出会うことの嬉しさに勝るものは私にはない。オーストラリア国内ではその楽しみが急速に残り少なくなりつつあるのが老後の不安だ。オーストラリアの鳥をすべて見てしまったらその先どうしたら?これ以上楽しいことが他にあるだろうか。


キャンプ地を跳ね回ってホオグロオーストラリアムシクイを追い続ける。メス。


オス。美しい、しびれるわ。この出会いだけで一年は幸せでいられる。


そしてペア。もうこの辺でいいかな?次の楽しいことに取り組みましょう。

AAK Nature Watch初の水中映像。

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